大人も読みたい こども歳時記
2011年度から実施された新しい小学校指導要領では、はじめて「俳句を作る」ことがとりあげられました。それにともない、学校では子どもが使いやすい「歳時記」が嘱望されています。本書は、子どもの興味をひき、また生活に密着した季語を370余りとりあげ、全ての季語にわかりやすくて本格的な解説をつけ、子どもの秀句と大人の句をとりあげ、美しいカラー写真とともに楽しめる内容となっています。監修は、「朝日俳壇選者」読売新聞俳句コラムの執筆者であり、読売文学賞はじめ数々の賞に輝く、俳句界のトップランナー長谷川櫂氏。また、ぜひ覚えてほしい古今の名句を、新聞雑誌などで活躍の俳人により解説したコラムも読み応えがあります。初心者にもわかりやすい、「俳句の作り方のポイント」や「句会のやり方」などのコラムも実践的ですぐに役に立ちます。日本の伝統的な行事、旧暦への関心も高まるなか、家庭での親子のコミュニケーションを高める意味でも、一家に一冊置いておきたい「歳時記」です。
編集者からのおすすめ情報
日本初の本格的子どものカラー歳時記です。日本初ということは、世界初、いえいえ宇宙初(!)です。タイトルの「大人も読みたい」は、ただのうたい文句ではなく、大人にもぜひ読んでいただきたい、読み応えある本格的な内容となっています。
俳句を作る時に知っておくといいと思われる
季節の言葉(季語)が収録されています。
昨日の朝、空いっぱいに広がる鰯雲を見て
秋がそこまで来ているように思い本棚からこの本を取りだしました。
風、空、植物、食べ物、虫、行事…
どこに目を向ければ
よりいっそう季節を楽しむことができるかというヒントがいっぱいです。
夏の初めにこの本を購入し
季語を一つ一つ読んでいると、幼い頃にした母との会話が鮮明に思い出されました。
昔は子どもも今ほど忙しくなかったし 周りに自然もたくさん残っていて
親も子も容易に季節を感じられたのかもしれません。
自分の子育てを振り返ると、母がしてくれたほどには
会話の中で季節を感じさせる言葉は無かったように思います。
この本を参考に、まずは自分自身が感性を研ぎ澄まし
大きくなってしまった我が家の子ども達とも
私が昔してもらったように
季節の風物詩が自然と会話の中に入ってくるといいなと思いました。
毎年めぐってくる季節ですが、その年のその1日は1度きり。
毎日を新鮮な気持ちで過ごしたいと思わせてくれる本です。 (西の魔女さん 40代・ママ )
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