なあに? で深まる言葉の理解
3歳児はものの名前だけでなく、色や大きさ、機能などの特徴を、言葉と結びつけて理解する能力が飛躍的に高まる時期です。 (監修者:お茶の水女子大学大学院教授 榊原洋一)
コンセプト「親子のふれあいで育てる、ことばのちから」です。 まず、身近なものの名前をたくさんおぼえることをめざします。 具体的には、3択の指さしクイズです。タイトルにあるように、「○○なのは、なあに?」と子どもに、あるのりものの特徴を問いかけて、指さしで選ばせ、さらにその名前を答えさせます。筆記用具不要で、いつでもどこでもできます。 次の見開きで正解ののりものについてくわしく説明する、というパターンをくりかえします。
3歳になると、細かいパーツや内部の様子など、部分的な特徴から全体を類推して、正解の写真を選んだり、名前を言ったりすることもできるようになります。クイズにそのような要素を取り入れることで、会話のバリエーションもいっそう豊富になります。 そんな成長を感じながら、この絵本をきっかけに、お子さんの興味に寄り添って親子で対話を楽しんでください。
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