雨だから部屋で遊ばないといけない・・・
そんな固定観念を一掃してくれる女の子がいます。
そして、雨が降るとわかっていながら、外へ遊びに行くことを止めない母親がいます。
わたしはこんな母親になりたいなぁ〜って思います。
自分の意見を押し付けずに、子に考えを任せてみる・・・
素敵な関係だと思います。
綺麗な言葉で、静かな言葉で、
絵本は淡々と続いていきます。
何ともいえない、雨のときだからこそ感じられる静けさや寂しさ・・・
女の子はそれを体中で感じているのです。
雨で体中が濡れています。
女の子は言います
「わたしも雨のなかまだわ」
素敵です。子どもって、何にでもなれるんですね。
そして帰ってきた子を優しく迎える母。
何でも無い日常・・・だからこそ大切な日常が、
綺麗な絵と言葉で表現されています。
大人でも十分に楽しめる一冊です。