ちょうおもしろい(フレーベル館)
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はじめてのクリスマス(偕成社)
人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本
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8件見つかりました
字のない絵本です。 想像力を膨らませながら、静かに想いを膨らませながら、じっくり読みたい絵本にも思いました。 読む時の、どの時々の気分や気持ちで、感じることもまた違うかも知れませんね。 そらもまたこういう絵本のよさかもですね。
投稿日:2022/11/19
文字のない、絵だけで語られるクリスマスのお話です。 雪の降る寒い日、蓄えの無い老婆が、大切なアコーディオンを売ってお金を得ます。 しかし、そのお金も取られてしまって… ドキドキしながら読みましたが、ラストには素敵な奇跡が。 日本の「かさじぞう」のようなお話でしょうか。 リアルだけれど、どこかユーモアもあるイラストで、とても良かったです。
投稿日:2020/11/09
文字が1つもない絵だけの絵本です。(ピーター・コリントンの作品はこういう絵だけの作品が多いです) この作者の作品はどれも結構好きですが、この絵本は言葉がいっさいないのに、すっかり絵本の世界に心が入りきって、終盤では思わず涙が出てしまいました! 物語とは別に作者から表紙裏に『母へ』とありました(海外の作家さんがよく書く“アレ“です) この物語に登場する老婆は、ピーター・コリントンさんのお母さんがモデルなのでしょうか? 貧しいけれど、心が豊かな老婆の奇跡のようなクリスマス。 宗教家の説法よりダイレクトに心に届きました。 優しい老婆になにがおこったか、理解できるのは4,5歳くらいからかな〜。上の年齢は上限なく! 涙が出ながら、思わず笑ってしまったは、聖人の人形たちが、スーパーで買い物しているシーンです。
投稿日:2011/01/10
素敵な絵本に出会えました! 文章がありません。 全てが精緻で饒舌な絵で語られています。 幸運なことに、いつもはカバー折り返しから読み始めるのですが、どうしたことかこの作品は、本文から見ました。 かつて馬車の後ろに繋がれていたような木製のコンテナに独居する貧しいおばあさんが主人公です。 床が抜け、窓も凍てつき、室内の空気の冷たさを感じます。 起き抜けにケットを纏い、おばあさんが尽きた食料や薪そしてお金に落胆する表情も痛々しい。 さて、どこへ出かけるかと思ったら、貧者救済のための献金箱をイエス生誕のレプリカ人形たちとともに飾る老人の姿の見える教会を横目に、町へと出て手風琴(アオコーディオン)演奏で一稼ぎをと考えたようですが、・・・。 質屋で、手風琴にお別れの口付けをし涙するおばあさんの表情に胸が痛くなりました。 ところが、さらにおばあさんに災難が、・・・。 バイクでつけられた雪の轍を辿っていくおばあさんの必死さに、思わず応援してしまいました。 そして、この後のおばあさんの善行が、おばあさんにとても素敵なクリスマスを導いてくれます。 神様は確かにいらっしゃると思えるお話です。 おばあさんの為に奔走するレプリカ人形(イエス・マリア・ヨゼフ・東方三博士・羊飼い)の動きのコミカルさに嬉しさと共に笑いがこみ上げて来ました。 まさしく、「A Small Miracie」でした。 中・高学年から大人の方まで楽しめる作品だと思います。
投稿日:2010/12/17
とても切ないお話ですが、素敵な奇跡が起きると、東方三博士がお買い物をしたり、ヨセフが薪を割ったり、コミカルな風景に泣き笑いしたくなるような、今までにない味わい深い感動でした。
投稿日:2009/12/06
なかなかこの手の宗教関連の絵本は、 お説教臭いのではと思ってしまって手に取ることもあまりないのですが、ふとした気まぐれで読んでみた絵本。 なんと字が無い!斬新ですね。 作者も説教臭くならないように工夫したのかな? と思っちゃいました。 字が無いとかえって熱心に読んでしまうので 術中にはまった感もありましたが…。 雪の日、貧しいおばあさんがお金が無くて商売道具のオルガンを質に入れ、わずかなお金を手にしたとたん、バイクの引ったくりに合うという結構ベタな始まりですが、その後が斬新です。 お話は中略しますが、おばあさんに助けられた小さな聖人の像たちが、雪の中で倒れたおばあさんを助けるために、オルガンを買い戻し、スーパーで食糧を買い、暖炉のあるちいさな小屋におばあさんを運ぶという顛末です。 質屋でオルガンを買い戻す聖人、スーパーでカートを押す聖人…なかなかレアなシチュエーションではないでしょうか? きっと作者は現代的な設定でより子供たちに聖人を身近に感じさせたかったのではないかと思いますが、 図らずも、プッと吹き出しそうなキッチュな味がでているような気がしました。不謹慎かもしれませんが。 宗教とは関係なしに、なかなかユニークな作品だと思います。
投稿日:2007/07/25
文字の無い絵本ですが、ぐいぐいと惹き込まれる展開です。 そう、それだからこそ、深々と降り続く雪の音と、 聖夜の静けさを感じることができるのです。 粗末な小屋で目を覚ましたおばあさんはどうやら貧しい暮らしのようです。 食べ物もお金も無いので、雪の中、苦労してわずかな金を手に入れますが、 あっという間にバイクの引ったくりに奪われて・・・。 その後、教会を荒らしている引ったくりに再会して・・・。 教会に飾られた聖人達の人形を元通りにして、 献金箱はそのままにして帰ったおばあさんは 帰途、空腹で雪の中で倒れます。 その時起こった奇跡・・・。 笠地蔵のおはなしのような展開ですが、 聖人達の行動に個性も垣間見えます。 マリア様は幼子を抱いて、ずっと、おばあさんを見守っていますね。 原題は『A Small Miracle』。 作者の想いが伝わってきます。
投稿日:2006/12/20
飽かずになんどでも眺めたくなります。 文字はありませんから、 絵を読み、作者の思いを感じる絵本なのです。 吹き込む風も、冷たい雪の感触も、暖かい火のぬくもりも すべて感じることができますよ。 主人公の老女の歌だって聞こえてくるふしぎな絵本。 なんど見てもどこかに新しい発見があります。 私には、最高に好きなレベルの絵本です。
投稿日:2006/12/07
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