大雨でみんなが村を離れました。
ただ この村に残った一家の元にサンという男の子が生まれました
父親とおばあさんは、泣き声もなく生まれたサンを不安に思うのですがお母さんはサンの誕生を喜び 信じるのです
お母さんに背負われて 山仕事に向かうのです この姿に
母親のすごさを感じました。
6歳に成長したサン きりりとした力強い目の男の子は 父親母親がだんだん疲れてきたとき 「ぼくが、山を動かす」と つるはしを持って一人で出かけるのです
その姿におばあさんは この子にできるわけがないというのですが、母親は サンを信じるのです。
この母親の子どもを信じる愛の深さに 感動しました
そして サンは すごい 力強い精神の持ち主でした
山の中で出会った おじいさんは サンに力の湧く キノコのお茶を飲ませて彼を見守るのです
二人は 秋の満月の夜に、三つの石で祈るのです
すると 黒い空に 白い三頭の竜が現れ 竜が 山を引き抜いたのです
それは 6歳の誕生日に母親からもらった竜の形の枕でねむったときに見た夢そのものだったのです
母親はサンが帰るのを心配して待っていました。
サンの事を信じ続けた母親の愛の深さに感動しました
この絵本は絵が素晴らしく! 映画を見ているような 迫力満点でした