「博物館の一日」のいわた慎二郎さんの新作です。
「博物館の一日」が大好きな息子。
そして、宇宙少年の息子。
まさに息子にぴったりの絵本です。
鹿児島の内之浦宇宙空間観測所での、
イプシロンロケット打ち上げの一日が描かれています。
「博物館」と同じく、
すべてが、丁寧に正確に描かれている印象を受けました。
息子とともに様々な宇宙関連の本を読んできましたが、
人工衛星を打ち上げるロケットに特化した絵本は初めて読みました。
アポロとかスペースシャトルとかソユーズとかの有人ロケットの方が
子どもの憧れも強そうだし、なんだか花もあるし。
だから有人ロケット関連は様々な本があるのですが、
人工衛星のロケットについての子ども向けの絵本はなかなかない。
しかも低学年にもわかりやすい。
ありがたいことです。
息子も私もいろいろな本を読んできたつもりではありますが、
この本で、一段目は、種子島で固体燃料を入れてから船で運ばれてくることを初めて知りました。
2段目や3段目など、ほかのパーツはどこからくるのか気になりました。
ロケットの打ち上げを見学するのは、宇宙少年の憧れ。
この本を読んで、
案の定「打ち上げを見に行きたいなあ」と息子に言われてしまいましたが、
あまりに大変そうなので、しばらくは黙殺です。