「めろんさんがね・・」 みんなの声

ビックリするような展開ですが、面白いエンタメ絵本です。
メロンさんが、ひたすら転がっていくと、中はぐちゃぐちゃに違いありません。
どうなることかと思ったら、こねられてトンネルに入れられて、違う世界に入ってしまいました。
この飛躍、素晴らしいです。

くだものが並んでいるたなから

メロンが外に出かけようとしています。

ずっといるのが飽きたそうです。

メロンは丸いので

ねこやいぬがゴロンゴロンと転がしてくれます。

そのままどんどん転がっていって

坂道で石にあたります。

そこからのお話はどんどんと

おいしそうなお話にかわっていきました。

久しぶりにこのシリーズを読みました。
お決まりの「しんぱい ごむよう！」を読んで、
「そうだった、そうだった」と
懐かしさがこみ上げてきました。

５さい、8歳となると、
なかなかこういう絵本も読まなくなりますが、
たまに気晴らしに読むと
いいですね。

「めろん、ごろん」も
言葉の響きが面白くて、
読んでいて楽しかったです。

めろんさんが果物屋さんの店頭からお出かけします。
めろん ごろん めろん ごろんの言葉の繰り返しとともに転がって行くのがとってもかわいいです。
そしていつもの「しんぱい ごむよう！」ですが。。どうなるのかと思ったら、まさかなメロンパン！
めろん丸々1個使った贅沢メロンパンは、甘い香りがしてきそうなほどです。
あまりに美味しそうで、娘とメロンパンを買いに行きたくなりました。

果物屋さんの一番上の棚にいためろんさんが、まだ見ぬ世界へ旅立つ決意を！
最後はまさかの展開です。背表紙に描かれるパン屋さんにぎっしり並んでいるメロンパン♪
めろんさんはひと玉だと高級で手が出せないけれど、ひと玉のめろんさんがメロンパンになって、お求めやすくなってくれたんだなぁ、とそんな妄想が膨らむ一冊です。反復と決め台詞で読み聞かせにもぴったりです。

このシリーズは、子供の反応がとてもよいです。
絵もかわいいです。
主役がかわっても、子供が喜ぶ要素がちりばめられています。
今回、めろんさんの友達が最初に出てきますが、果物の名前を教えるのにちょうどよかったです。
子供は喜んで覚えてくれました。
また、トンネルのシーンがつぼのようで笑います。
何度も読んでとアピールされました。

とよたかずひこ先生の絵本はどれも絵のタッチが柔らかく、登場人物の表情も優しくて、息子も私も大好きです。
このたべものシリーズもたくさん持っていますが、「めろんさんがね…」は、めろんさん以外のサブキャラクターがたくさんでてきて、カラフルで見ていて楽しく、何度読んでもとてもわくわくします。
息子は夜寝る前に寝室に持って行って、自分で読んでいます（＾＾）

小さい子向けおはなし会用にセレクト。
おいしい食べ物のキャラクターが、「心配ご無用！」と鮮やかに変身する、
「おいしいともだち」シリーズですね。
少し難易度の高いメロンですが、どのように展開するのでしょうか。
果物屋さんからお出かけしためろんさん、
韻も心地よく、ゴロン、と転がるのですね。
もちろん、お約束のハプニング発生。
後半は、既視感がありましたが、なるほど、ね。
原材料ではないところが、科学的？には、物申したいところですが、
まあ、かわいいから許しましょうか（笑）
語り口が今までと少し違うのが新鮮でした。