「まちがいまちに ようこそ」 みんなの声

最初の数ページは文章を読み「ダジャレかー」と思ってそれほど興味がわきませんでしたが、途中からは先に絵だけを見て、何を間違えたのか考えながら読んだら俄然面白くなりました。
「はなぢ大会」など、ちょっと敬遠したくなる箇所もありました。
まちがい町の人たちは、間違っていても気にせず普通に生活していて、そこにツッコミたい感じでした。

出版そのものはそれ程昔ではないのですが、描かれている時代が少し昔なのが残念に思いました。
ちびっ子は町中でのへいたいでんわや、駅の改札口の駅員さんをイメージしづらいのでは。
でも、色々なシチュエーションの中で、言い間違いを見つけられることば遊びは楽しいと思いました。
もっともっとおふざけ出来そうですが、あまりやりすぎるとお話がなくなりますね。

ポップなイラストと間違いだらけのストーリー。言葉遊びが好きな子は夢中になってくれると思います。娘と一緒に読んでいく中で、一瞬大人でも「…どういうこと？」となる箇所もあり、親子で「こういうことかぁ！」と楽しめました。読み聞かせなど大勢の子どもたちの前で読んだら盛り上がりそうです。
最後に答え合わせもあるので、分からなくても大丈夫です♪

だじゃれなど、言葉遊びが気に入っている３歳息子、５歳娘が喜びそうだったので手にしました。３歳息子はまだ、何が「まちがい」なのかよく分からないようだったので、読みながら正しい言葉は〇〇だよね?などと言いながら気づかせるようにしました。かいてんぶし、などは「武士」というワードを知らなかったので、？？となっていましたが、ところどころ笑いながら読むことができました。

ちょっとレトロで賑やかなイラストに惹かれ、手に取りました。
まちがいまちに引っ越してきた、家族のお話です。
そこは、
はなばたけが、あなばたけ。
携帯電話は兵隊電話。
ホテルがホタルになっている！
一字違うだけで、全く違った景色に早変わり。
でも、そのことに誰もツッコむことなく、普通に真面目に暮らしているところが笑えます。
大人が読んでも楽しかったです。

言葉遊び好きにはたまらない絵本です。
音読するときは、元ネタの言葉のアクセントで読んだ方がいいかな？
アニマシオンにも使えそうなので、中学生くらいまでならおはなし会にも向いていると思います。
そして、そして、大きな「まちがい」があります。
それはこの絵本を手に取ってからのお楽しみ。
「手にとる」んですよ。「読む」んじゃないのです。うふふふ…