「のはらクラブのこどもたち」「のはらクラブのちいさなおつかい」の続編です。のはらおばさんとのんちゃんが雪の野原を歩きます。すると、いつもお馴染のメンバーたちが登場して、冬の草木について教えてくれます。
木に穴をあけて虫をとるクマゲラのところでは、クマゲラのあけた穴の中にリスやふくろうが住むというお話を聞いて、話は全然違いますが、「ポカポカホテル」を思い出しました。
自然の知恵というのか動物たちは、なかなかちゃっかりと自然の物を活かして生活しているものです。
私自身草木の知識がほとんどないのでこの本を読むと勉強になります。裏表紙にさりげなく、登場人物たちの足跡が紹介してあるのが、心にくい趣向です。
私の住む地方は雪が深く降り積もる場所ではないので、こういう体験はできませんが、この本を通じて疑似体験させてもらいました。
冬にぴったりのお散歩童話だと思います。シリーズ3冊続けて読むと、草木のことについて楽しく勉強できますよ。