「おまつりをたのしんだおつきさま」 みんなの声

図書館のオススメコーナーで見つけました。メキシコのオアハカ地方に伝わる、おつきさまのお話です。
壁画のような、味のある独特なイラストで、雰囲気たっぷりに語られます。
おつきさまとお日様が同時にみえるのは、おつきさまがおまつりをたのしんだからなんだそうで。「おつきさまはいまでもときどきちょっとはめをはずす」とは、なんとも素敵な言い伝えだなと思いました。
巻末には、オアハカ州のお祭りについての解説もあります。
大人も楽しめました。

メキシコのオアハカ地方につたわる、おつきさまのお話です。

ある日、おつきさまは、昼間にはきれいな色や楽しい色がたくさんあって、楽しい遊びもお祭りもお日さまのもとでしか見られないと聞いて、おひさまの世界が羨ましくなります。
そこで、夜にお祭りをすることを思い付いたおつきさま。
モヒガンガ、パペルピカド、パドリーノなど、聞きなれない言葉が沢山出てくるのですが、最後に解説があり、異文化について知ることができて興味深いお話でした。

昼間に太陽と月がいっしょに見える時のことをかいた、メキシコのオアハカに伝わるお話でなんともユニーク！　メキシコのお祭り、初めて知りましたが、おもしろいです。最後のページの解説も興味深くよみました。独特の絵の雰囲気もふくめ、異文化を知れて楽しかったです。