「なぞなぞのにわ」 みんなの声

石津ちひろさんのなぞなぞ集なのですが、
５問ずつ、四季折々の庭にヒントの絵が隠されている趣向です。
この庭が、うっとりするほど素敵です。
絵のヒントが、なぞなぞのいい塩梅となっており、答え合わせのように探すのもいいですね。
出題は案外変化球で、ほどよい頭の体操にもなりそうです。
レベルは小学生くらいからでしょうか。
出題の文章が、石津ちひろさんならではの洗練されたもので心地良いです。
図書室などに、四季のディスプレイとしてもいいですね。

９歳、５歳、３歳の子供たちと一緒に読みました。さすがに９歳の子は簡単な問題が多かったですようですが、大人でもちょっと答えが思いつかないものもいくつかありました。ただ、絵の中に答えがあるので一緒に探すのもたのしいです。絵が綺麗なのもいいですね。

図書館の新刊コーナーで見つけました。
石津ちひろさんの作品で、「なぞなぞのみせ」を読んだことがあります。
そちらは懐かしい感じのユーモラスな絵でしたが、こちらの作品は、打って変わって、美しくてやわらかな風景画です。
どのページも素晴らしく、うっとりしてしまいました。
「どれみふぁそらしど
にかくれてて
みんながまいにちみあげているもの
さて、いったいなに」
のように、可愛くて、優しいなぞなぞがたくさん。
なぞなぞの答えがページにちゃんと描かれているのも、素敵です。