我が家のお兄ちゃんは、大の本好き。もちろんテレビも見ますが、空いている時間は本を読んでいることが多いです。そんなお兄ちゃんのために、図書館で借りてきた本です。全部文字は読む気がしないらしく、適度に絵があったり字がちょっと大きめだったり、お話にすーっと入っていけたりと、自分のこだわりがあり、借りてきた本の全部が全部最後まで読めない時もあるのですが、これはじっくり読んでいました。
古びたいすは、誰からも相手にされずにいました。そこへ、女の子がちょこんと座って、まるで抱っこされているみたいと、うれしいことを言ってくれます。女の子との絆が深まるにつれ、自分が誰だったかを思い出します。古くなって、処分されそうになりそうになります。もう女の子と会えなくなるのでしょうか?
とっても心温まる絵本で、ドキドキハラハラの場面もあったり、絵本から童話への本として、是非お子さんと読んでみて下さい。