「10ぴきのおばけとおおきなふね」 みんなの声

同じシリーズの本『10ぴきのおばけのたんじょうび』を読んで、かわいいおばけたちのファンになりました。
今回のお話では、おじいさんがおばけと小犬を連れて、船乗りの友達に会いに行きます。大きな船には、たくさんの部屋があって、おばけたちは大興奮。船の中でかくれんぼをはじめます。その様子のかわいらしいこと。
にしかわおさむさんの素朴で優しいイラストに、ほっこりしっぱなしでした。

可愛いおばけたちの無邪気なお話です。
大きな船に遊びに行って、かくれんぼしたり、船員さんたちの仕事のじゃまをしたり、好き勝手にやりたい放題なのに、混乱にならないところが、子どもウケする理由かと思いました。
ほんわりして、脱力して楽しめます。

初めて読んだシリーズ。てんでばらばらに好きなように動いているおばけちゃんたちがかわいい。たくさん主人公がいる設定では猫などの動物モチーフがありがちなところ、おばけの子供。そこが斬新です。どうしてこんなに大きな船が動くの？！という素朴な疑問は、どんな子供も持つものなんじゃないかな。子供の共感を呼びます。トラブルもちゃんと解決できて、よかったよかった。