庭をつくる。
庭にはたくさんの種類の植物がある。
石もあるし、虫もいる。花も雑草も微生物も、みんなそこに集まって生きている。
庭をつくる。
その子どもたちもそれぞれだ。
喘息や遺伝的糖尿病、目が見えなかったり、車椅子の子も。
見える障害も見えない特性もその子たちらしさ、だ。
庭を作り出す生き物たちのように。
ひとりひとりの特徴や個性を、見開きの華やかな絵で見せてくれていて、それぞれが違う特色だということが、彩豊かに表現されていました。
そして、何よりタイトルにもなっている「きいてみて!」というコミュニケーションが軸になっていて、それぞれの子ども同士で「私はこうなんだけどアナタもそんなことある?」と呼びかけて次の子へ繋がっていくところが素晴らしかったです。
周りに居る、気になっていたアノ子に声をかけてみて、同じだね!違うね!と確かめ合うと、もう少しだけ分かることがあるかも。と思わせてくれる絵本でした。
少し熟語があったり漢字も使ってあるので小学校3年生くらいからが良いかなと感じました。