かいじゅうだから、子どもたちを怖がらせるのが当たりまえ。
かいじゅうたちのピンチって?いったいどんな必殺技が繰り出すの?
なんて、読み聞かせている子どもたちの、そんな期待と不安をあおるだけ煽って、いざページをめくると・・・ただただ身体をカチカチにして回避してるかいじゅうの姿…さて、つぎのかいじゅうのお話
これ、どこまで続くんだ?と思ってるうちに怖がりのかいじゅう達はみんなで顔を寄せ合って相談します。
「怖い」って「不安」ってなんなんだ?
もしかして・・・その正体を突き止めたぞ!!
大人でも子供でも不安や恐怖はあります。
その得体の知れなさに、呼び名をつけてその子の話を聞いてあげる。その気持ちの存在を認めてみる。なんなら仲良くなる。
かいじゅうたちを通して大人の生活にもつながる1つの方法が描かれていました。新井洋行さんのいつもの愛らしさにシルバーで描かれた非現実的なのに親近感の湧くかいじゅうたち。
自分のために買ったつもりが5歳児にも何か引っかかってくれたようで嬉しいです。