夏休み前から息子に読み聞かせをしているプチ・ニコラシリーズ。
文庫版にもニコラが好きになったマリ・エドウィッジにも出てくるので一部リンクするところがあります。
ニコラの初恋とタイトルがあるので、マリとは違う女の子なのかな?と思っていました。
突然のおじさん家族の訪問に家族が翻弄される「サプライズはおたがいに」の結末がおもしろかったです。
こういうユーモアのセンスは、いかにもフランス的だと思います。
「おとなとして」の中で、マリとニコラがするおままごとの内容が、マリがいつも目にしているであろうマリの両親の夫婦生活が垣間見えるようで、クスッとしました。
よく子ども同士でおままごとをすると、その家の生活場面が出てくると言いますが、正にそのとおりでした。
一日一話的にも読めるニコラの日常が短編になっていて、どれもオチがあり、ユーモラスです。
シリーズものなので、時間のある夏休みに読むのもいいかもしれません。