この本は「花のたね・木のちえ」という写真の科学絵本で、シリーズの監修を多田多恵子さんが行っています。
多田さんは「びっくりまつぼっくり(福音館書店)」などを書かれていて専門は植物生態学の大学講師などをされている方です。
この作品は目の付け所が面白くて、モミジの木や葉っぱの話ではなくて、なんとモミジの実に焦点を置いた作品でした。
モミジの実がこんな形をしていて、こんな風に飛んでいくのだとは、この年になるまで知りませんでした。
1ページ1ページの写真もはっきりとしていて見やすく、モミジの形状や色鮮やかな姿が印象的でした。
特にこの本のタイトルにもなっているモミジの実を運ぶ“つばさ”の部分を紹介写真はタイムラプスのような撮り方をされていて、“つばさ(葉っぱ)”の動きがよくわかって面白かったです。
たまたま機会があって、学童さんのお部屋で読み聞かせをしてきました。
科学的なこと、自然に興味のあるお子さんたちは年齢に関係なくじっと見てくれていました。