クリスマスマーケット ちいさなクロのおはなし」 みんなの声

クリスマスマーケット ちいさなクロのおはなし 文・絵:降矢 なな
出版社:福音館書店
税込価格:\1,650
発行日:2023年10月06日
ISBN:9784834087390
評価スコア 4.6
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  • 第55回講談社絵本賞(2024年)を受賞したのが、
     降矢ななさんの『クリスマスマーケット ちいさなクロのおはなし』です。
     タイトルにあるとおり、これはクリスマスに読むのが一番いいですし、
     刊行もそれにあわせた2023年10月ですが、 
     賞の発表が4月でしたからそこはがまんしましょう。

     今回の受賞で初めて知ったのですが、
     作者の降矢ななさんは中欧スロバキアで30年以上暮らしているそうで、
     その地の風景や風習なりを絵本にして
     日本の子どもたちに伝えたいという思いがあったそうです。
     この絵本も、クリスマス前の街の広場で開催されるクリスマスマーケットで
     軒を並べるお店とかそこで働く人たちや買い物に訪れる人たちを
     とてもやさしいタッチの絵で表現しています。
     物語はそんなマーケットに捨てられてい黒い子犬と
     白い犬のぬいぐるみを持った女の子の心のふれあいを描いています。

     この絵本が刊行された10月にはイスラエルによるガザ地区への攻撃があり、
     降矢さんはとても心を痛めたそうです。
     6月3日の朝日新聞にその時の思いをこう述べています。
     「日常の幸せな気持ちを、今感じられるなら感じて、
     それを失わないように私たちは生きていかなくちゃいけない。
     日常を大事にして絵本をつくっていきたい」

     スロバキアであれ日本であれ、
     あるいは今も戦火のつづく世界の国にも
     ごくあたりまえのように幸せな日常があればいい。
     この絵本の裏表紙、女の子と子犬クロのあたたかなふれあいに心なごむ一冊。
     クリスマスにもう一度、読んでみたい。

    投稿日:2024/06/16

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  • クリスマスらしいお話

    クリスマスマーケットに捨てられてしまった子犬のクロとなーちゃんの心温まるお話でした。
    この絵本を読むと、クリスマスマーケットがどのようなものかイメージが湧くと思います。結末と合わせて、クリスマスらしいお話だったと思います。

    投稿日:2024/05/03

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  • 大きな奇跡

    降矢ななさんのクリスマス絵本ということで、これは読まなければ!と思いました。
    クリスマスマーケットが開かれる場所で捨てられていた黒いこいぬ。マーケットの人たちに「クロ」と名付けられて可愛がられますが、宿舎には連れて帰れず……。そんな時に出会った小さな女の子とクロの、大きな奇跡のお話。
    心がぽっと暖かくなるお話で、感動します。

    投稿日:2023/12/29

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  • クリスマスマーケットの奇跡

    クリスマスの前にお店が並ぶという、期間限定のマーケットに、独特の雰囲気と人のぬくもりを感じました。
    クリスマスツリーの下で、捨てられていた黒いこいぬは、人のやさしさに包まれて、仮の居場所を見つけられました。
    クリスマスまでの居場所でした。
    その犬が、自分から幸せを読み寄せました。
    犬は、ぬいぐるみを落とした少女を探して走りまわります。
    努力が実った時、こいぬを温かく見守っていたマーケットの人たちも集まってきます。
    そこにいるみんなの心が温まるラストは、クリスマスという特別な世界を一段と素敵なものにしてくれました。

    投稿日:2023/12/23

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  • クロ・・・!涙

    クリスマスの前に4歳の息子へ読みました。

    母としては本当にタイトル通りです。
    女の子が落としてしまった大切なぬいぐるみをクロという捨て犬がどうにかして届けてあげたい!と懸命に探すお話です。

    クロが健気で可愛くてお利口で、思わず泣いてしまいました。
    息子は表紙のキラキラ感が好きなようでした。

    来年もクリスマスシーズンに読みたいと思います^^

    投稿日:2023/12/25

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  • クロ、よかったね。

    とてもあたたかいお話です。クリスマスマーケットに捨てられた小犬のクロ。マーケットの人たちが、箱に毛布を入れて、家族になってくれる人を探してくれます。ある時、ぬいぐるみの白い犬を大切に持っている小さな女の子きて…。クロががんばって自分で幸せを手にいれます。

    投稿日:2023/12/08

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  • 鼻と耳をすませて

    • レイラさん
    • 50代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子30歳、男の子27歳

    スロヴァキア在住の降矢ななさんの描くクリスマスマーケット。
    そこで繰り広げられる、心温まるおはなしです。
    クリスマスマーケットのツリー下に捨てられていた子犬のクロ。
    市場の人気者になったものの、引き取り手がいないという境遇。
    白い犬のぬいぐるみをリュックに入れた女の子との出会いは
    クリスマスの贈り物のよう。
    最初は断られたものの、白い犬のぬいぐるみを落とした女の子を探す様は
    クロのお手柄。
    雑踏のクリスマスマーケットだからこそ、鼻と耳をすませて。
    まさに、自ら切り開いた運命です。
    良かったね、クロ。

    投稿日:2023/12/05

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  • 季節感たっぷり

    ハロウィンが終わり、クリスマスの音楽が町に流れるようになりました。子供たちもおもちゃのカタログを見ながら今年はサンタさんに何をお願いする?とワクワクしています。日本にはあまり馴染みのないクリスマスマーケットですが、絵本を読みながら、一度子供達を連れていって見たいなぁ?と思いました。
    4歳の息子はクロが最後に連れて帰ってもらえたのにほっと安心していました。

    投稿日:2023/11/25

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  • 感動

    降矢ななさんが好きなので、新刊としり、楽しみに読んでみました。クリスマスマーケットに捨てられた子犬クロちゃん。読み終わって、うるっとくるほど、感動してしまいました。心があたたかくなるお話で、クリスマスにぴったりです。音とか匂いとかしてきそうな、活気のあるクリスマスマーケットの様子が描かれた絵にも見入ってしまいました。

    投稿日:2023/11/11

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