図書館で借りて来て、娘より私の方が気に入ってしまい、貸し出し延長して何度も何度も読みました。
太くて長いしっぽがコンプレックスのねこのお話。
ドアにはさまれたり、
ふまれたり、
雨の日にはカサからはみだしてぬれちゃうし、
電車では邪魔で気を使うし、
隠しておきたい感情も、しっぽの様子でわかってしまう。
悩むねこ。
だけど、そんなしっぽも使いようによっては便利だということに気がつきます。
自動販売機に落ちたお金を拾ってあげたり、
寒い日にはマフラー代わりにしたり、
両手がふさがっている時に補助として使ったり、
背中を洗ったり、
釣り竿の代わりにしたり、
しっぽを使っていい絵だって描けちゃいます。
挿絵から伝わってくる「間」、そしてねこのとぼけた表情。これが何とも言えずいいのです!
ページ数は多めですが、1ページあたりの文章は短く、読みやすいです。コンパクトな本なので、おでかけに持って行くのにも重宝しそう。機会があれば、ぜひ購入して手元に置いておきたいです。