すすき、うさぎ、つき、おだんご…が出てきて、これぞお月見!
小さな子どもにも、お月見という行事が分かりやすく描かれています。
光るうさぎが神秘的でとても可愛く、でも、元気がない様子を見て、子どもが、「ママに会いたいんじゃない?」と、小さいながら自分でうさぎの気持ちを考えて言ったのが印象に残りました。
最後に月に帰ったうさぎが、月の中にあらわれたところで、先程の子どもの考えを考慮し、「お月さまの所に住んでたうさぎさんだったんだね。帰れて、ママに会えて嬉しいかもね。」と言うと、嬉しそうに「良かったね!」と子どもも、ニッコリ。
2歳半でも、ちゃんと考え、考えたことを言えるんだなぁと、この本で分かりました。
おつきみだんごの作り方が描かれているのも、食育と絡められてとても良いですが、
唐突に作り方の説明が入るので、子どもも「えっ?!」となり、そこだけ、物語を邪魔している感じで残念でした。最後のページで良いんじゃないかな、と。