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おさびし山のさくらの木」 みんなの声

おさびし山のさくらの木 作:宮内 婦貴子
絵:奥田 瑛二
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,100
発行日:1987年
ISBN:9784751514245
評価スコア 4.2
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みんなの声 総数 4
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  • おさびし山のさくらの木

    ちょつと 淋しげな名前の山ですが・・・  その山のてっぺんに さくらの木がありました
    旅人が  おさびし山にやってきてさくらの木と会話します
    さくらの花が散った後はどこへ行くのですか?
    「短いけれど 生命の旅をして、ふたたび生命のもとにかえっていくのです」      こんな会話をするのです

    旅人が再びおさびし山に訪れたとき    さくらの木がなかったのです
    なんと 風車に変わっていたのです(旅人は 悲しい思いをしますが)
    違うものに生まれ変わるんですね
    しかし さくらの木は旅人の哀しみに「生命はめぐりめぐるものですから また 生命のはなが咲くときまで 出会ったことをおぼえておきましょう

    何年か年月がたって また おさびし山に新芽がふきだし
    同じ春の日に里で男の子が生まれたのです

    生命の巡り  輪廻のさえ会を描いた 絵本ですね

    奥田瑛二さんの絵なんですね
    新芽が印象にのこりました

    投稿日:2016/05/16

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  • 2冊の絵本

    「おさびしやまのさくらの木」
    宮内婦貴子さんの作品です。
    絵は いせひでこさんが描かれたものと
    こちらの 奥田瑛二さんが描かれたものと
    2冊あることを知って興味を持ちました。

    こちらは1987年発行ですから
    28年前の作品ですね。

    私は先に
    いせひでこさんの絵を見ていて
    (2015年発行)、表紙のちいさな男の子が印象に残っていました。

    奥田瑛二さんの方は
    小さい男の子(未来をあらわしている)は出てこなくて、
    最初から最後まで旅人の絵が印象的でした。

    ひとつの作品で
    心に残るお話で、
    どちらの絵もストーリーに沿っていますが
    まったくちがう絵風です。

    お話から感じ取るもの、
    絵を見て感じ取るもの、
    絵本はそのどちらも満足させてくれるものですね。
    ぜひ両方を読んでみることをオススメします。

    投稿日:2015/11/22

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  • 生命の旅

    生命輪廻というか、宿命のうけとめかたというか、旅人と山桜を題材にした、とても哲学的な絵本です。
    桜は散っても命の根源に戻って行くのだと語ります。
    ある意味諦めのようにも思えて、旅人は哀しい気持ちになるのでしょう。
    旅人がふたたび山桜に再会するとき、桜は切られ、風車に姿を変えていました。
    それでも桜は命の根源に帰っただけだと語ります。
    悟りのような境地は感動的です。
    未来永劫という意識を伝えるように、みごとな光の世界に圧倒されました。
    奥田瑛二さんの絵が卓逸で、とても説得力に溢れていました。
    何かに躓いた時に読みたい絵本です。

    投稿日:2015/05/03

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  • 生命はめぐりめぐる

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    小学校のおはなし会で、桜の題材の作品を読みたくてセレクト。
    少し内容的に難しかったですが、散りゆく桜を見る視点として紹介してあげたかったのです。
    おさびし山の桜の木と出会った旅人は、散りゆく花について、
    生命の旅、という視点を教わります。
    また旅に出て、再会しようと思った旅人は、切り倒されて風車になった姿を目にするのです。
    とても哲学的なテーマです。
    でも、生命はめぐりめぐる、という視点は大切にしたいと思いました。
    幻想的な絵なので、子どもたちの心に少しでも残ってくれたら嬉しいな、
    と思いました。

    投稿日:2010/04/28

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