「かえるのかさやさん」 みんなの声

かえるは濡れるのが好きだから、傘なんて必要ないのですが、このカエルはなぜか傘屋を営んでいます。
カエルには売れない傘ですが、はりねずみが登場して、意外な展開になります。

全編、しとしと、しとしと…雨が降っています。
絵は、シンプルで、分かりやすいです。

傘が好きな子供って多いと思います。うち子どももその一人です。
なのでこの絵本は身近でとても楽しそうに見ています。
穴あきの傘も素敵で楽しそうに描かれています。
雨の日が楽しくなりそうな絵本です。

意外や意外、「ええ！」と思う不思議な新しい傘が、
かえるたちの大評判になるとは。
ちょっと、にわかに信じがたいけれど、
かえるたちにとっては、その不思議な傘がいいんでしょうね。

ハリネズミさんが、申し訳なさそうに持ってきた穴あきの傘。
でも、かえるのかさやさんによって、有効利用されます。
ハリネズミさん、よかったね。

雨の音にもいろいろあります。
雨が降って気がめいる時、
じっ〜と、雨の音を聞いてみるのもいいですよ。

特に繁盛しなくてもあせらないかえるさん。
雨に濡れたせんたくものはいい匂いがするのよ・・・というかえるのおかあさん。
お得意さんのハリネズミさんもたくさんの破れた傘を持ってくるものの取り立てて困った様子には見えない。
なんだか出てくるみんながのんびりと流れる時間を楽しんでいる様子がとても和めるのです。
ラストはハリネズミさんのお陰で大繁盛。
良かったね、かえるさん。

表紙を見てひとめぼれしました。
かえるのかさやさんが雨の日に、起きて顔を洗って、食事の支度をして・・・・その間にもひとり雨の音を聞いています。
とても丁寧に暮らしている様子がいいですね。

雨の好きないきものたちに傘は必要ないけれど、傘の中で聞く雨の音もまたいいんだよなぁ、とかえるさんは独り言つ。

ハリネズミさんはたくさんの傘をダメにしてしまって修理に持ってくるのだけど。お友達と長話しちゃったり、相合傘したりとこちらもなんだかやさしくて親近感のわくキャラクターです。

子どもだけではもったいない。大人がやさしい気持ちになれる雨の日にぴったりの一冊です。

しずかな雨の音は、気持ちが落ち着いたり、楽しかったりすることがありますね。
カエルの傘やさん、あめふり大好きなかえるさんなのに、なぜ、かさやさんなのだろうと思いましたが、雨の当たる音が楽しいのですね。
ちっともうれなかった傘は、ある日見事に解決しましたね。
はりねずみさんがどうしてお得意さんなのかもわかりました。
楽しい雨とかさのお話でした。

雨が大好きなカエル相手に傘屋をしても、お客さんが来るはずもなく…。
でも、カエルさんが傘屋を続けるのは、傘にあたる雨音が好きだから！
唯一のお得意様のハリネズミさんのトゲドゲの体は、傘には向かなくて…。

そこで、ヒラメキ☆カエルさん！
ハリネズミさんの破れた傘のリユース！
おおっ！シンプルでいい。
カエルたちにも大評判〜♪

この発想、ビビッ☆！とくるものがあります。
ヒット商品て、こういうところから生まれるのかもね、と感心してしまいました。
ゆる〜いカンジがいいです！

子供も穴の開いた傘の方がいいみたいでした。子供も傘とかをよく壊すので、壊れた傘を使いたいって言って
ました・・・・。カエルなのに傘がいるなんてとっても不思議な感じでしたが、それもまた面白かったです。
子供も変なのって言って喜んでました。

かえるのかさやさん　のんびりとしていて　雨が大好き　雨の音で目が覚めます
かえるさん　パジャマから着替えるとき　あら！　かわいい！　さくらんぼの柄のパンツ　笑えました。
生活を楽しんでいるのが良いですね
　
傘に雨が　あたるときの　雨の音　ぽつぽつ　とんとん　ぱららん　らんらん　
ぼどど　どどど　　なかなか　リズムがあっておもしろい　この雨の音を楽しめる余裕が良いですね！

ハリネズミさんの　苦労も分かりますね　ハリネズミさんのおかげで　傘のイメージがひろがり
あなあき　かさあります（ポスター）　みんなの評判になるのですね

雨がたくさん降ると　困ることもあります（人間は、大洪水で・・・大変！）
でも　この絵本の　雨は　なんだかかえるさんたち　みんな嬉しそうで　楽しくなりますね！

3歳10ヶ月の息子に読んでやりました。雨の6月に少しでも楽しめたらと思って選んでやりました。

傘屋のかえるさん、外は雨なので店の準備をしてお客さんを待ちますが、なぜかお客さんがきません。そこで傘をさして外に行ってみると、雨を喜んでいるお友達ばかりで、傘を必要としているお友達はいません。中には、雨なのに洗濯物を干しているケースも！これでは傘は売れません。そこでどうしようかと考えていると、お得意さんのはりねずみさんが沢山の壊れた傘の修理をお願いしに店に来ました。どういうわけか、はりねずみさんが傘を使おうとすると傘に穴があいたり、壊れたり。これはしめた！とかえるさんはすべてを新しい傘と交換。その壊れた傘を店頭で売り出したところ、大盛況！

ちょっとシャレもきいていますが、おもしろいお話でしたね。息子もニヤーと笑って聞いていました。イラストもかわいいし、ところどころにリズミカルな雨音もあり、とても絵本として楽しむことができましたよ。雨の多い季節にはこんな話でお子さんと楽しむことをおすすめしますよ。