生まれてすぐの赤ちゃんの写真が出てくるのですが、体が細くて顔が真ん丸に見えて、アザラシっぽくないのです。
そこが「生まれたて」という感じで、貴重なものを見られたと思いました。
後には白くてふわっとした写真も出てくるので、成長すると変わるのだなぁと実感。
厳しい自然の中に赤ちゃんを置き去りにして、北極の海へと帰っていくお母さん。
何故一緒に行かないのかとても気になります。
少しでも暖かい場所で体を大きくしてから、北極へと向かう準備をさせるのかもしれません。
けれど、一人残された赤ちゃんがどの位の確率で生き残れるのでしょう?
そう考えると極寒の地に生きる厳しさ、そして生き抜く力を感じずにはいられません。
そんな一冊です。