ふしぎな はこ(評論社)
箱のなかにはいっているのは?!
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『アンネの木』という絵本が出版されたことを知ったのは絵本ナビだったと思います。 子どもの頃に『アンネの日記』を繰り返し読み涙したことを覚えています。こんな残酷で悲惨な現実は二度と起こしてはならないと。 アンネが隠れ家から眺めたマロニエの木。人間が死んでからも生き続けてその歴史を見つめ続けることがあります。 13歳のアンネが15歳になるまでがこの絵本の中では語られます。 この木は今はもう倒れてしまったそうですが、苗木は日本にも送られているそうです。 アンネが亡くなり、木が倒れても、アンネの心また歴史は長く語り伝えられ、私たちに大切なことを教え続けてくれている気がします。
投稿日:2011/03/20
図書館の新着本で置いてあったので、借りてみました。 日本にも、アンネが見つめた、アンネを見つめた、この マロニエの木の苗木が育っていることを知り、驚きました。 アンネのことは知っていながらも、ずいぶん昔のこと・・・と 思っていました。 平和を考えることを、思い起こさせてくれる絵本でした。 10歳の息子は、あまりピンと来ていないようで、 本に食い入ることはありませんでした。 11歳の息子は、最後まで絵を見て、話を聴いていました。 なんだか感想を聞くのは、違うような気がして聞きませんでした。 いつか、何かの機会にアンネの日記に触れた時に、 ふとこの絵本のことを思い出すのではないかな…と思いました。
投稿日:2011/02/16
アンネ・フランクについて伝記や日記から知ると同時に、アンネの日記にも書かれている「マロニエの木」の存在が、隠れ家での生活を続けるアンネの心の支えのひとつであったことを知ることのできる絵本です。マロニエの木の視点から、アンネについて語り、戦争について語られ、世界に問いかけています。沈黙の世界に存在するマロニエの木が、アンネについて語り、ひとびとに伝えたいこと。自然の美しさのなかにひとびとが共に存在し、生きることができる平和な世界を願って。 第二次世界大戦中に、アンネ・フランクが過ごした隠れ家の裏庭に立っていたマロニエの木は2010年に倒れてしまいました。しかし、その苗木が自由と平和の大切さを伝え続けるために、日本にも寄贈されています。
投稿日:2020/09/18
小6の下の子に読んだら、「なに、これ〜!?これはホントの話なの?こんなのことホントにあったの?」って、めっちゃ怒ってしまいました。 (あれ〜、前に『アンネの日記』読んでたと思ったんだけど、上の子に薦めたんだったかな〜?) アンネは実在の人物で、外の世界をほとんど知ることなく、15歳の若さで亡くなった少女です。 『アンネの日記』は私くらいの歳の本好きの子どもたちは、たいてい一度は読んでいたと思いますが、 今の子どもたちは(うちの子を含め)、あまりメジャーな作品としてとらえられていないのかもしれません。 この絵本を読んで改めて感じたのは、アンネが亡くなったのは私が生まれるほんの30年ほど前のことで、ナチスドイツの時代からまだそれほど経っていなかったんだということでした。 『…日記』の方は、具体的に逃げ隠れていたころや収容所に入れられていたころのことが記されていますが、この『アンネ(マロニエ)の木』の方は、あくまでも、木が見ていたことを語るという形で描かれているので、 ホロコーストのことなどもやんわり触れる程度でした。 具体的でない分、しっとり胸に染みいるストーリーになっています。 アンネが眺めていたという木と一緒に、 当時のナチス・ドイツが何をしてきたのか、覗いてみてください。 この本を読んでくれた子どもたちの心に、アンネのマロニエの木の苗木のようなものが、芽生えてくれるといいなぁと、思います。
投稿日:2011/11/25
2009年初版のフランス絵本。 原題の木は、アンネ・フランクが第二次世界大戦中の隠家の窓から見えたマロニエの木。 「アンネの日記」にも登場しています。 この木は、アンネ・フランクにとって自由の象徴であり、こうした記録は風化させないという意味合いから、木が語るというのは、有効な手法だったと思います。 2010年8月にこの木は、倒壊してしまうのですが、その苗木が広島県福山市のホロコースト記念館に寄贈されており、館長が訳者である石津ちひろさんであることは、物語を読み進める背景として知っておきたいものです。 外に出ることを許されない環境下にあって、彼女は、この木で四季を感じ、生への希望を見出していたのでしょう。 「雪に閉ざされる寒い冬のあとには、 命のはじける春がかならずやってくるのだと、 心の底から信じていたのです」 心の琴線に触れる一文です。 色調を押さえた絵は、この内容、文に似つかわしいもので、心情に通じるような雰囲気を醸し出していて、好感が持てました。 「アンネの日記」とともに、小学校高学年以上に読んで欲しい作品です。
投稿日:2011/04/02
『アンネの日記』を読んだことのある人ならば、アンネの気持ちが解る人ならば、この絵本で一本のマロニエが語る物語はとても悲しく辛いものではないでしょうか。 隠れ家で2年数か月をひっそりと暮らし、思春期を育ち、15歳で命を失ったアンネ。 明るくて自由闊達な少女が、ユダヤ人であるために、ナチス・ヒトラーの政策のために、狭い場所で息をひそめて暮さねばならなかったビルの屋根裏部屋。 その窓から見えるマロニエは自由の象徴だったのです。 そのマロニエから見たアンネの生活。 マロニエはアンネの生活を通して、あの当時の歴史を語ります。 そのマロニエは戦後も生き残っていましたが、2010年の台風で倒れます。 このマロニエのことも、マロニエの苗木が世界の各地で育てられていることも知らなかったのですが、忘れてはいけないことを語り続けるものが、今もあることを感慨深く受取りました。 『アンネの日記』を知らない人には、まずそちらを読んでほしいと思います。 アンネを知ることによって、この本が光ってくると思いました。
投稿日:2011/03/21
オランダのアムステルダムにあるマロニエの木が、 『アンネの日記』で有名な、アンネ・フランクについて語ります。 そう、この木は、アンネの隠れ家の裏庭にあって、 『アンネの日記』にも、このマロニエの様子が綴られているのです。 150年以上も生きてきたマロニエの木は、 しっかりと歴史を見てきたのです。 第二次世界大戦中、ユダヤ人がナチス・ドイツに迫害され、 アンネたちもこの隠れ家に、ひっそりと隠れていなければならなかったこと。 13歳からの2年間の隠れ家生活。 『アンネの日記』からの引用で、アンネの生活の様子が伺えます。 この木は、2010年夏に台風で倒れてしまった、とのことですが、 その苗木があちこちに贈られ、育っているそうです。 振り仮名が打ってありますが、内容的にも、小学校高学年あたりからでしょうか。 戦争を考える資料としてもいいと思います。
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