2歳の子はほとんど意味がわからなかったようですが、一緒に手を上げたり、片足上げたりしてそれなりに楽しかったようです。
5歳の娘の方は、いろんな「あげる」にひとつひとつ、意味を確認していました。「こしをあげた」「どろはねあげた」などが聞きなれなかったみたいです。
ちなみに「おいちに おいちに」もわからず、ゲラゲラ笑ってまねしていました。
後半にはたからものをあげる、というテーマに変わります。
だいすきな あのこにあげるときにはとってもいいきもち。あげるってうれしいね。
すきでもないこにあげてみても、やっぱりいいきもち。
だけどね。
だいきらいなあのこはどうしよう?
まだまだたからは のこっているの
そのまま絵本は終わってしまいます。
初めて読んだ日。娘は、いつもふざけていじわるをする男の子を思い浮かべたみたいです。
「・・・あげない」と言っていました。
それから何度か読んで、いつからか「あげる!だってあげるっていいきもちだもん」と言うようになりました。
娘の気持ちの中で、何が変わったのかはわかりませんが、前半は笑って、後半は少し考えるきっかけをくれる絵本です。
幼稚園くらいの子にちょうど良いと思います。