昔話コーナーのところに表紙で置いてあり
野村氏の版画で
気になり手に取りました
いろんな「かざじぞう」の絵本がありますが
いまひとつ 自分のイメージ通りのものがなく
おはなし会では
紙芝居を使用しています
が、これは、おはなしが丁寧で
確かに3・4歳児から理解しやすいと思いました
「この おじぞうさまに
てを あわせる ひとは、
いまは じいさまと
ばあさまだけだった。」
そうなんだ!!
六地蔵様も
おひとりだけ、背が低く、子どものイメージで
最初から気になります
町の物売りの様子も素敵です
で、売れない様子が対照的です
かけごえも、わかりやすく
運んでいる様子も、人間の仕事のようです
それにじいさまとばあさまが
返事をするという
六地蔵を見送っておわりーという
パターンが多い中
最後は、六地蔵にお供えがしている場面でおしまし
じいさまとばあさまが
ずっとつづけてくれたのかな と想像させてくれます
おまけ?
「おはなし もうひとつ」で
年末ということで
「じゅうにしのはじまり」も付いています
絵本を閉じると
笠を編んでいるじいさまとばあさまの姿
仲睦まじい姿に、またホッとしますし
地道な姿に、郷愁も感じます
野村氏の版画が、効果的です