はじめてのクリスマス(偕成社)
人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本
もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
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さくらというタイトルだけれど 戦争のお話です。 文中「戦争はいけない」というメッセージを強く感じ また、ゆさぶられる表現もたくさんあるのですが 中に 「おとなりの朝鮮を植民地にして、反対するひとたちを殺していた」という一文があり なんとなく、引っかかりものがありました。 これ、だれに向けて書かれた本なんでしょうか・・・。 なんか、いろいろ考えちゃいました。
投稿日:2016/04/05
戦争ということの中で、どのようなことがあったか、少年はどのように生きたか、平和ということの素晴らしさ、戦争ののこした傷を語っている絵本です。 少年は当たり前のようにして軍国少年になっていきますが、敗戦ということを受け止めるのは大変だったのです。 タイトルの「さくら」には、少年にとっての「さくら」、戦争に使われた「さくら」の潔さのたとえ、さくらも被害者だったことを語りつくしたい気持ちが込められているように思いました。
投稿日:2015/08/10
日・中・韓平和絵本シリーズの1冊です。絵本でも、これだけ戦争はいかん!と叫んでいても、どうしてなくらないのか…と本当に不思議です。こういう悲惨さを描いた話ではなく、平和の喜びを心で感じる絵本を届ける方がよいのでは…とも思います。
投稿日:2022/06/15
さくらというタイトルだけを見て、ウキウキした気持ちでページを開いたのですが、内容は、想像とは違い、戦争のお話でした。 さくらというと、日本の象徴、幸せの象徴。と思っていましたが、戦時中では、それが戦意を高めるために使われてしまっていたのですね。 悲しかったです。 「せんそうだけは、ぜったいにいかん」というセリフが、ストレートに胸に迫りました。
投稿日:2020/10/31
原爆国であり敗戦国でもある日本は、どうしても戦争というと多くの方が亡くなり、「やられた感」が強いのは否めません。 でも、日本人も多くの方達の命を奪い幸せを奪ったのは同じこと。 戦争で怖いのは、愛国心からくる他国への敵対心なのでは、と思いました。 その時代に生きた人々は戦争に反対すれは愛国心がないとみなされる。平和を訴えることすら罪になった時代。 戦争とは何か、愛国心とはなにか、深く考えさせられます。
投稿日:2019/08/02
このお話は、子供の時に戦争に巻き込まれた男の子が、戦争の時に感じたことや、ある桜の木に話しかけられたのがきっかけで大人になって戦争に対して思うことなどを描いたお話でした。戦争をしているときは、桜の花のように死んで散っていくのが当たり前だったというのを知ってうちの子は、「怖くない!?」と言っていました。今となってはそんな考えは間違っているのですが、みんなが正しいと言って冷静な判断ができなくなっていたら、人間はとっても恐ろしい生き物になるのだな^と思いました。
投稿日:2017/06/26
「日・中・韓平和絵本」というシリーズの1冊です。 少し前からのこの本のことは七て、気にはなっていましたが、なかなか手に取る機会がありませんでした。 想像していたのと、内容は違いました。 主人公は世界大戦の戦前に生まれ、幼年期・思春期時代は戦中戦後。それらを見てきた桜の木が最後に語って〆るというもので、 他にも戦中のお話などに触れている子どもたちなら、伝わるものを大きいでしょうが、この作品だけで、戦時中の大変さや戦後の平和な世を感じるのはちょっと難しいかもしれません。 たくさんあるせんそう関係の作品の1つとしてブックトークに使ってみるのはいいかもしれません。 それでも小学校高学年以上の子さんたちにお薦めします。 語り手が「さくら」になってしまうところで、こういうのより精神的に大人の方が理解できそうな気がします。
投稿日:2014/05/23
日・中・韓平和絵本です。 作者田畑精一さんの実体験でしょうか。 満州事変が始まった年、1931年さくらの光景の中に生まれたぼく。 さくらの光景の中入学した小学校の教科書にも、「サイタ サイタ サクラガ サイタ」。 もちろん、軍国少年として育つぼくですが、 病気で父が亡くなり、戦後、母とともに極貧の生活をするにつれ、 戦争を疑いだすのです。 もちろん、加害者としての日本も見つめて。 そして、戦後65年たって、桜の木が語ります。 戦争はいかん! そのセリフが重いです。 さくらの情景と一緒に語られる戦争、子ども時代の体験からにじみ出る言葉だからこそ、 子どもたちも感じ取ってくれると思います。小学校の平和学習にいいと思います。
投稿日:2014/03/28
桜の季節に生まれたぼく。その年の九月に戦争が始まります。ぼくの成長のそばには桜。 父さんの出征を見送る時に咲いていたのも桜。戦火が厳しくなっている中、相変わらず咲いている桜。 その時々に咲く桜が家族の小さな幸せを写しだしたり、悲しみを見守る役割を果たしています。 一番悲しく心に迫ってきたのは、父が亡くなり母の細い方が家計を助けることになった時の母の悲哀でした。 戦争が終わってもなお戦争による苦しみは続くこと。 毎年咲き続ける桜がいくつもの苦しみ・悲しみを見てきたとしたら、この作品のようなのかもしれません。 息子の夏休みの宿題を手伝うつもりで、戦争の本を探して読み始めました。 そういえば、童心社に日・中・韓平和絵本シリーズがあったということを思い出し手にした本です。 語り継ぐ、忘れない、今の私たちができることってなんでしょう?息子と一緒にこの夏考えてみたいと思いました。
投稿日:2013/07/31
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