まるで しんしんと降り続く雪のような、
遠い夜空に輝く星のような光の粒たち。
眩しいほどの この光の粒を眺めていると
心が、どこか遠いところへ行ってしまいそうになります。
昔から知っている、「銀河鉄道の夜」。
小説も絵本も持っているし、
朗読もしたことがある。
プラネタリウムの特別上映を観に行ったこともあるし、
DVDも購入した。
けれどもこの絵本は、それらの
「今までに触れた、銀河鉄道の夜」とは明らかに異なっており
それでいて、子どもの頃から持っているような
何とも言えない不思議な気持ちになりました。
きっと、自分の中にある「銀河鉄道の夜」が具体化されているのが
この絵本なのだと思います。
なんとも愛おしく、大切にしたくなる絵本です。