村一番の「へっぷり」いたずら息子が、鬼をやっつけてめでたしめでたし…なお話。
解説によると千葉県の民話だそうで、なるほど、千葉の地形や生業を想像すると、物語がより活き活きと立ちあがります。
やわらかくて明るいイラストも素敵、語り口もリズムよく、子どもと一緒に楽しく読みました。
ただ、慣れない場所での読み聞かせ会に使うのには、かなりの練習が必要かな、と思いました。なにしろ、息子のおならの音が「へっぷりどりでござあい めくそ はなくそ けつのくそ おんどり いっぱつ ときのこえー プップ ピッピ ボーン」なので、場が暴走してしまう恐れあり、です。
でも、上手く読めたら本当に楽しいお話。
明るい、明るい、一冊。