コラージュの絵が鮮やかなエリック・カールさんの作品を、
日本語の達人アーサー・ビナードさんが軽妙に訳しています。
『FRIENDS』が原題。
ね、この訳出、粋でしょう?
ガールフレンドがいるぼくが語ります。
「なかよし」になる様子、そしてその絆。
ぼくはガールフレンド「なかよしさん」と離れ離れになってしまうのですね。
でも、会いたい気持ちが行動を起こします。
川を泳ぎ、星空の下で眠り、山を越え…。
いくつもの難関をも乗り越え、ついにハッピーエンドへ。
実は、エリック・カールさんにも、そういう存在の女性がいたのですね。
その会いたい気持ちが結実した作品が、実は本当にその人との再会へつながったそうで、
すごいですよね。
シンプルですが、力強い絵に圧倒されます。
それだけに、ラストの鮮やかなこと。
友情のすばらしさに、拍手!
幼稚園児くらいから感じ取ってくれると思います。