ネットで、「すごくいい本で、読み聞かせにも毎回使っています」というコメントを読んで、読んでみたくなり、図書館で借りてきました。
作者の東田さんは自身が幼稚園児の時に自閉症と診断され、現在作家活動をしているようです。
この絵本「ヘンテコリン」も自閉症の子どもを具象化したキャラクターのようです。
イモリのようなミミズのような体系、カラフルで愛嬌のある姿をしています。
絵の描き方は独特てユニークです。特に
「ここにいるのは ぼくひとり
みんなは どこに いったのだろう。……」のページのヘンテコリンの絵は印象的でした。
伝えたいことのきっかけとして『自閉症』であるがために伝えたい世界がある。というのはすごくいいのですが、
そのことに問われすぎた世界観を作るのではなくて、自閉症という個性を持つ東田さんにだからこそ作れる絵本の世界というのが見たいなと、思いました。
自閉症に理解のある人がこの作品を読めば、得るものはたくさんあると思います。
ですが、普通に当番で小学校の教室に入って、この手の内容の作品を読むのは、聞き手に理解を敷いている気がするので、常時おススメするというより、状況に応じて使ってみるのがいいかもしれません。