タイトルがちいさなじけんとあるのに、表紙にはすやすや幸せそうに眠る赤ちゃんのイラスト。
このギャップからどんな事件が起きるのかと慌ててページをめくりたくなりました。
初めのページでそのなぞはとけました。
生い立ちブックのようなものですね。
写真を貼って、その子それぞれのオリジナル絵本が作れるのですね。とはいっても写真を貼るのは最初と最後だけ。
生い立ち絵本というと物足りなさを感じます。
イラストはとても柔らかく、あかちゃんの小さな成長ひとつずつをとても細かな描写で描かれていて、私も昔を思い出し、しんみりとしました。
でも・・やはり子どもの一つ一つの成長は私にとってはじけんではありません。
驚きと発見でした。
やはり、事件と書くと、何か嫌な予感も連想させるところがあると思います。
この幸せな赤ちゃんの寝顔の表紙とじけんという言葉はあまりに合わないような・・・ありきたりでも
ちいさないっぽとかちいさな発見とか・・
そんなタイトルのほうが似つかわしいかなと個人的には感じました。