なんとなく気になる絵本ではありましたが、読む機会がありませんでした。
ものが擬人化されることはあっても、ひらがなや濁点が人になり心を持って考え悩むストーリーの本は初めてで大人的にはとても面白いです。
最後はハッピーエンドですし、気分良く終わることができます。
この本を高学年の子に読むのはいけると思いますが、低学年は「どうかな?」
と思いつつ、いろんな学年の子供がいる読み聞かせで読んでみました。
この奇抜な設定のせいでしょうか?
1,2年生も全く声を出さず、超真剣に聞き入っていました。
読んでいる私は、反応ないな、つまらないなという感じではなく、
(すごい真剣だから、肝心なところでしくじれないな。)
という緊張が漂いました。
読み終わったら、心なしかいつもより大きな拍手。
これが、本のもつ力なんだろうなと感心しました。
この本、読み聞かせにもいいですよ。