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ぜつぼうの濁点」 ママの声

ぜつぼうの濁点 作:原田 宗典
絵:柚木 沙弥郎
出版社:教育画劇 教育画劇の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2006年07月
ISBN:9784774607030
評価スコア 4.72
評価ランキング 1,361
みんなの声 総数 35
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  • 擬人化が面白い

    • AAさん
    • 40代
    • ママ
    • 山口県
    • 女の子11歳、女の子9歳

    なんとなく気になる絵本ではありましたが、読む機会がありませんでした。

    ものが擬人化されることはあっても、ひらがなや濁点が人になり心を持って考え悩むストーリーの本は初めてで大人的にはとても面白いです。
    最後はハッピーエンドですし、気分良く終わることができます。

    この本を高学年の子に読むのはいけると思いますが、低学年は「どうかな?」
    と思いつつ、いろんな学年の子供がいる読み聞かせで読んでみました。

    この奇抜な設定のせいでしょうか?
    1,2年生も全く声を出さず、超真剣に聞き入っていました。
    読んでいる私は、反応ないな、つまらないなという感じではなく、
    (すごい真剣だから、肝心なところでしくじれないな。)
    という緊張が漂いました。

    読み終わったら、心なしかいつもより大きな拍手。
    これが、本のもつ力なんだろうなと感心しました。
    この本、読み聞かせにもいいですよ。

    投稿日:2012/12/11

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    2
  • 大人も楽しめます

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳、男の子7歳

    小学6年生のクラスで読み聞かせに使わせてもらいました。
    ことばが主人公のお話です。濁点がつく・つかないでことばの意味ががらりと変わることが理解できる、高学年向きの絵本だと思います。
    この絵本を読むことで、大人の私も、これまで気に留めなかった濁点について、興味をもつようになりました。日本語の不思議さ、すばらしさをあらためて発見できると思います。
    子どもたちは、かなり真剣に聞き入ってくれました。読み聞かせ以後の会話のなかに、絵本で使われたことばを取り入れてくれてたようです。

    10分あれば読めます。ぜひ、どうぞ。

    投稿日:2011/12/14

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    2
  • 小学校での読み聞かせ

    • 将軍亭琴音さん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 女の子13歳、女の子10歳、女の子8歳

    小学校での読み聞かせ会に持参しました。
    対象は高学年。6年生を中心に20人ほど来てくれました。

    初めて見つけたのは、23年前なのですが、
    読む機会がなくて…今年ようやく紹介できました。
    原田宗典さんのエッセイのファンで、
    彼のエッセイは家にいるときじゃないと読めない
    (思わず「爆笑」してしまうので)くらい面白いので
    とても期待して読みました。
    「おおきな おせわ」「やぶからぼう」なんて
    期待通り、笑えるところ満載!
    ただ、爆笑とはならないかな〜、この面白さが
    わかってもらえるかなぁと思いつつ…

    当日は三冊目に読みました。
    出来るだけ陽気に読んだつもりですが
    なんせ主人公の濁点くんが暗いもんで…(汗)
    爆笑は起こりませんでしたが、楽しく聞いてくれました。
    文章は七五語調とまでは行かないけれど
    ある程度整っていて、とても読みやすかったです。

    所要時間約6分半です。

    投稿日:2013/02/06

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    1
  • 発想がユニークです

    • ウネさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子2歳

    大人が読んでもおもしろい絵本。
    また、日本語達がそれぞれ個性豊な
    人称化されて表現されているのもなかなか
    おもしろいです。
    そして、物語の展開、そして最後の幕切れが
    とても魅力的でした。

    投稿日:2007/09/13

    参考になりました
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    1
  • ちょっとシュールで、でもホロリ

    タイトルといい、柚木沙弥郎さんのイラストといい、これはただものではない絵本だと思って、ぜったいに読みたいと思っていました。
    昔、言葉の世界の真ん中にある、おだやかなひらがなの国で起こった不思議なお話。
    主人を「ぜつぼう」から救ってあげたいと、「ぜ」から離れた濁点。誰かにもらって欲しいと思いますが、なかなか引き取り手が見つからず……。
    ちょっとシュールで、でもなんだかホロリとする。品が良くて、大人も楽しめました。子どもも大人も一緒に楽しめるお話だと思います。

    投稿日:2022/03/12

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  • とても嬉しい

    「 ゛」がね、すごく切ないのです。

    じぶんがついているせいで、「ぜつぼう(絶望)」になってしまう…と心を痛め、じぶんを捨てて「せつぼう(切望)」になってくれと、懇願するのです。
    その上、他に行っても受け入れてもらえなくて…。
    別に「 ゛」のせいでもないのに、かわいそうで、かわいそうで。

    「これでもか!」の展開でしたが、最後はとっても素敵な「 ゛」になることができ、ほんとうに嬉しかったです。

    古風で、少し難しい言い回しですが、それがまた味があって、いいのです。
    お気に入りの作品になりました♪

    投稿日:2015/08/21

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  • 絶望から希望へと華麗なる変貌を遂げた濁点のお話です。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子2歳、男の子0歳

    子供には少々難しいお話かも知れません。理解できるようになるのはもうちょっと先かな?平仮名の単語が擬人化されていると言う、何とも珍しいタイプのお話です。絵の感じがポップな色使いでなかなかいいと思います。

    投稿日:2014/11/26

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  • すごい!!

    ちょっと自分の中で、別格に凄すぎて
    なんとコメントしてよいやら・・・。

    ひらがなの国でくらしている文字達を擬人化してお話が進むのですが
    そこで紡がれるおはなしの文字、ひとつひとつにすべて意味があるような気がして
    噛み締めるように読みました。

    小4の娘も、食い入るように聞いていて
    「これはおもしろいっっ」と絶賛です。

    なのに・・
    大人に読んだら「難しすぎる」と苦い顔で言われました。

    大人でないと理解できないということはなく
    むしろ、ひらがなや漢字を学んでいる年代の方が
    興味深く聞いてくれるのかもしれません。

    投稿日:2014/05/16

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  • 生きるとは

    • ゆきぽんずさん
    • 40代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子10歳、男の子6歳

    おはなし会で、中学生に紹介しました。

    子どもたちは、お話を聞きながら、
    濁点の優しさ、思いやり、悲しみ、苦しみを
    ともに感じている様子でした。

    ぜつぼうの「せ」についていた濁点が、
    きぼうの「ほ」の濁点になるという結末は、
    何度読んでも感動します。

    人生とはなんだろう・・・

    生きることの意味を考える年頃の子どもたちに
    とくにおすすめの1冊だと思います。

    投稿日:2014/05/07

    参考になりました
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  • 日本語っておもしろい

    8歳の子供が理解するには語彙が難しかったようで、読み終わってからよくわからなかったと言っていましたが、私にはぐぐっときました。小高〜は楽しめそうですね。濁点にスポットを当てているところが、もう原田さんだなって笑ってしまいました。終わり方が素敵です。日本語の持ち味はこういうところですよね。

    投稿日:2013/01/11

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