「としょかんへ ぴょん！ ぴょん！ ぴょん！」 ママの声

原題は『Bunny’s Book Club』。
本文を読んでいて、私だったら、題名は、
絵に描かれた「Bunny’s Book Club」だなあ、と思っていただけに、
原題を確認して、嬉しかったです。
もちろん、福本友美子さんの意訳も、これはこれで味わいがあります。
本の大好きなうさぎが主人公。
そのきっかけが、図書館の外でのおはなし会というから、いいですね。
ところが、夏が終わって、館内のおはなし会となり、
図書館に入れないうさぎのとった行動がすごいです。
夜間、ブックポストから図書館に忍び込むとは！
さらに、つられて動物たちも、という展開が愉快です。
もちろん、気づいた図書館員さんの対応も素晴らしいです。
図書館の決まりについても、学ぶことができますね。
なにより、読書の楽しさいっぱいで幸せ気分でした。
小学生くらいからでしょうか。

絵がとってもかわいらしくて雰囲気のとっても良い絵本だと思いました。動物たちがなんとも愛らしくて見ているだけで楽しい気持ちになりました。絵本、確かにそうですよね。読んでいると幸せな気持ちになってきます。子供たちと楽しい絵本の時間が私にとっては一つの宝物ですが、この本はそんな素敵な時間を子供たちに届けてくれると思います。

夏のあいだ、図書館の外でやっていたおはなし会を聞くのが大好きだったうさぎ。でも、夏が終わって、おはなし会は図書館のなかでされるようになり…。かわいいお話ですが、途中少し意外にもドキドキするところもあっておもしろいお話でした。

本好きにとっては、
このうさぎの気持ちはよくわかります。
本に囲まれているだけで
幸せな気持ちになるし、
本を読んでいるとき、
本を選んでいるときの
あのなんともいえない幸福感。

この絵本からも
とてもよく伝わってきます。

だからこそ、
本を返さなくて大丈夫？
と心配していたところ、
うまく解決してくれて
よりスッキリ！

息子たちも
「明日、図書館へ行こう！」と（笑）