「さくらもちのさくらこさん」 ママの声

娘がこれ読んで、わたしみたいやんって言ってました。
理由は分かりませんが、さくらもちのさくらこさん。
ふてくされて文句ばかり。
誘われても悪口言って遊びの邪魔をして。

娘もすぐふてくされて文句ばかり言ってしまうところがあるので、さくらこさんに妙に共感したようです。

べっちょべちょのソフトクリーム
ぼってぼてのあんころもち
あわばっかりふいてるラムネ
等。他の和菓子の悪口を言うところが子供たちのお気に入り。

でも、最後は、
さーくら。あっそれ、さーくら。
さくらこさん、楽しそうに踊っていましたよ。

さくらもちのさくらこさん、

なんて語呂がいいんでしょう。

このネーミングに惹かれました。

これはシリーズである絵本です。

ちょっと関西弁な食べ物たちが面白いんです。

たいくつをしているさくらこさん、

みんなの誘いも断ります。

楽しそうに楽しんでいるところを邪魔したり、

憎まれ口をたたいたり、ご機嫌斜めです。

そんなさくらこさんの気分を

盛り上げてくれたのは一体誰でしょうか？

グイっと動く絵が良かったです。

「さくらもち」。
すごく身近ってわけではないけれど、春を感じる日本的な和菓子でいいですよね。
この葉の香りも、すごくいい！
和菓子のよさ、日本の木花でもある桜、子供達にも知ってほしいことなので、子供にも親しみやすくしたカタチでいいな〜と思いました。

満開の桜を背景に、満を持して、さくらもちのヒロインが登場です。
もちろん、一筋縄ではいきません。
早々にご機嫌斜めで、まとった葉っぱも脱ぎ捨て、
不機嫌オーラ全開です。
桜色なのに、このいじけっぷり、すごいです。
それを救ったのは、桜の木！
この存在感がいいですねえ。
ともあれ、満開の桜の木の下でのダンス、
おやつのキャラクターたちの造形が濃いですが、
よく見ると、全然擬人化していないところが不思議です。
この画力に脱帽です。
幼稚園児くらいからでしょうか。