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小さな小さな魔女ピッキ」 ママの声

小さな小さな魔女ピッキ 作:トーン・テレヘン
絵:マリット・テルンクヴィスト
訳:長山さき
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2006年12月
ISBN:9784198622756
評価スコア 3.83
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みんなの声 総数 5
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  • その正体とは?

    小さな小さな魔女ピッキの姿を、お話の中で見つけることはできませんでした。でも、確かにいるのです。犬の頭の中に入り込んで、その考えや動きを指示して、悪いことをしている人たちに気づかせようとします。王さまの頭の中にも入り込みました。ひどいことをしている王さまに対しては、恐ろしい仕打ちが待っていました。
    もしかしたら、悪いことをしている人の頭の中に入っていくかもしれませんよ。でも、ピッキの姿を、ちょこっとでもいいから見てみたかったなぁ。
    絵の表現の仕方が、日本とは違う雰囲気が漂ってきました。

    投稿日:2015/02/26

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  • 主役が描かれていない絵本

    • セルバさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、女の子5歳、男の子0歳

     この本の主役であるピッキは最後まで絵本の中に絵としては登場しません。小さすぎて絵には描けないのです。

     ピッキは小さすぎて魔女の仲間に入れません。しかも魔女らしくするのが苦手。魔法も使えるかわかりません。でも、自分の力を試したくて手始めに犬の鼻から頭の中に入ります、頭の中に入り込んで”気持ち”となって犬のことを操るのです。気持ちや考えは頭の中にたくさんあるから小さくて小さくて、見えないのです。犬の次は見せ物の熊、そして自信をつけてついに、人間の子供に。そして、その子供を通して悪い王様を国から追い出してしまうのです。
     
     最後は天使だったのかしら?という結末になっています。
     人の気持ちや考えは、本当に魔女のよう。その一つがかわり、みんなの力を合わせただけで大きな力になると言いたいのでしょうか?それとも??

     いろいろな意味に取れるので読んだ後子供たちと一緒に話し合いを持つことができるかもしれません。

    投稿日:2009/12/09

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  • 姿の見えない魔女

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子14歳、男の子12歳

    小さすぎて姿の見えない魔女のピッキ。
    絵本でもまったくその姿を描かれていません。

    これは、作者がピッキを人間の本質として書いているのだと思います。
    ピッキは、冷酷な面もあり、正義感もあります。
    人間の心はやはり両方を持っているからです。

    ピッキが正義の道を行く時、人間の心の変化を描いています。
    平和を掴み取ろうとした時、人間は自分の心の魔女の存在に気が付いたのだと思います。
    もう決して魔女に操られない強さを感じます。

    投稿日:2007/04/18

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  • ちぐはぐな印象

    大きな本なので子供が喜びそうだなと思いました。でもお話しは暗くて怖いものでした。単純に読むと「独裁政治はいけない」というものですが、このようなテーマが絵本にふさわしいのかなと感じました。もしかしたら別のメッセージがあるのかもしれませんが、私には読み取れませんでした。本の大きさは子供向きですが、内容は大人向きというちょっとちぐはぐな印象をもってしましました

    投稿日:2007/03/15

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