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ジークの魔法のハーモニカ」 ママの声

ジークの魔法のハーモニカ 作・絵:ウィリアム・スタイグ
訳:木坂 涼
出版社:らんか社
税込価格:\1,650
発行日:1997年
ISBN:9784883301171
評価スコア 4.3
評価ランキング 20,439
みんなの声 総数 9
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  • スタイグらしい

    ウィリアム・スタイグの自伝的絵本『みんなぼうしをかぶってた』を読んだら、なんだかスタイグの作品を全部読みたくなってしまって、今まで知らなかった絵本を探して読んでいます。
    こちらはハーモニカを拾った、ぶたのジークのお話。ジークが拾ったのは、みんなを眠らせてしまう不思議なハーモニカっだったのです。
    スタイグらしい奇想天外な発想と、ユーモラスなイラストで、とても楽しめました。

    投稿日:2022/06/17

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  • はらはらしました

    『ロバのシルベスターとまほうのこいし』を読んだ時と
    同じように、この絵本も読んでいてはらはらどきどきしました。
    ジークが道でひろった魔法のハーモニカは、その音を聴くと
    みんな眠りに落ちてしまいます。
    でも、ジーク以外のものが吹いても眠りに落ちないのね。
    ということは、やっぱりジーク自身にも素敵な才能があったと
    いうことなのだろうなあ。
    最後には家族の元に戻ることもできて、ふつうのハーモニカで
    コンサートもひらくことができるようになってよかったね。

    投稿日:2012/08/21

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  • 家族愛

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    魔法のハーモニカとはしらず、ハーモニカを吹くと家族が眠ってしまう事に不満を持って、家出をしてしまうジーク。

    子どもが親の気持ちを汲み取りきれず、親のことがうっとうしくなる時期があります。
    スタイグの作品では、子どもが姿をかくしてしまい、親がどんなに嘆いているか、子どもを心配して愛しているを感じさせるものがあります。
    このおはなしも、ジークの冒険話がメインでしょうが、いなくなったジークを心配していた両親の様子が目に浮かびます。

    小学生高学年の子どもたちに楽しく読んでもらえると思います。
    そして、反抗期に入り始めた子どもたちに、ちょっと親の気持ちがわかってもらえたらいいかな。

    自分のことを分かってくれないと不満を持っていたジークですが、家族に原因があったのではないと気が付くところが、子どもたちに自分を重ねてもらいたいと思います。

    投稿日:2010/12/13

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  • ストーリーに起伏があり

    魔法のハーモニカを見つけたジーク。魔法のハーモニカであることを家族の誰も信じてくれません。信じてくれないので、家出してしまうのが、すごい展開だと思いました。

    「くぎになったソロモン」も読んだのですが、このお話と同様に、悪者が出てくるのに、ハラハラドキドキしました。

    絵本ですが、ストーリーに起伏があり、息子はかなり喜んで読んでいました。

    投稿日:2008/12/20

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  • どんな魔法だったのでしょう

    ある日偶然ひろったハーモニカ。
    ピカピカに磨いて毎日練習してふけるようになって。
    まず物を大事にすることが、とてもいいことだなあと
    思いました。

    家出してトラブルにまきこまれ
    ハラハラ、ドキドキ。
    なんとかおうちにたどり着いた時には
    息子と二人ほっと一安心して。
    家族で一緒にいる方がいいよねって。

    ハーモニカを子守唄に使うのはいいことだねって
    嬉しくなりました。
    うちの子がぐずぐずの時に使いたいなあ・・・・

    投稿日:2008/09/15

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  • 子供達に好評!

    • ぽた子さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子9歳、女の子4歳

    小学4年生の読み聞かせに使いました。
    何冊が読んだ中で、一番面白かったと好評でした。

    ジークの気持ちが子供達の気持ちに近いのかな?
    最初は、ジークのハーモニカを聴いて「さすが、私の息子!」と絶賛してくれた家族。
    でも、そのうち、高いびきをかいて寝てしまった家族に対して、「いつも僕のことを愛しているって言っているくせに〜」とか「これが家族なのか〜」と嫌気がさして家出してしまう気持ちとか、共感できる部分があるのかもしれません。

    それから、子供達の大好きな冒険話。
    一人でいかだに乗って川を下っていくあたり、これからどうなるのかとわくわくします。
    悪い野良犬3匹組につかまって、絶体絶命の大ピンチ。
    これを切り抜けられたのは、なんとハーモニカのおかげ。
    でも、このハーモニカは、ゴミ収集車が、偶然、ジークの前に落としていったものなのですから、不思議です。

    最後は、無事に家に戻れて、子供達もほっとしている様子でした。
    そして、その後の、ハーモニカとジーク。
    感心している子も、多かったですよ。

    投稿日:2007/10/04

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  • 隣の家族のことみたい

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子7歳

    私の周りの絵本好きな人の中に、スタイグのファンは多いのです。(ろばのシルベスターのぬいぐるみを持っている人も複数あり)
    私は、それほどのスタイグ好きではないのですが、一読して「まあまあかな」なんて思っても、何故か印象に残っていたり、もう一度手に取ってしまったりするものが多いのです。
    どうしてか考えてみましたら、スタイグの話って、ファンタジーなのに、なぜか日常に妙にマッチしているのです。
    家族の雰囲気とか、主人公の行動とか、決して突飛ではなく、隣の家族のことを描いているみたいな気がするのです。
    それにプラスして、この物語には、どことなくお間抜けな雰囲気が流れていて、とってもキュートです。
    設定は独創的なのに、妙に泥臭い感じが、ファンの心を握って離さないのかもしれません。

    投稿日:2007/03/25

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  • こんなハーモニカがあったら良かったな。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    コブタのジークが拾ったのは ゴミ収集車から落ちてきたハーモニカ。
    でも…これは魔法のハーモニカだったのです☆
    (どんな魔法かは 読んでのお楽しみにしておきますね♪)

    このハーモニカの魔法のせいで 家族の事を誤解して
    家出をしてしまったジークですが
    森は怖いことがいっぱいでした。
    誤解も解けて 命からがら家にたどり着いたジークを待っていたのは…

    最後はやっぱり
    家族の大きな愛を感じる絵本でした。
    (スタイグ氏の絵本で 私がいつも感じることです。)

    そして 面白かったのは…
    ジークは 拾ってきたハーモニカを 
    きちんと消毒してから口に持っていったり
    フラフラになって帰ってきた時でも
    ドアマットできちんと足を拭いてから 
    倒れたりする場面でした。
    普段の生活の中で
    「こうであって欲しい…」と思う大人の気持ちを
    代弁している様で可笑しかったです。

    それにしても…こんな魔法のハーモニカがあったら
    赤ちゃん時代の子育ても 楽々だったろうなぁ(笑)

    投稿日:2007/02/07

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