「コミック版 世界の伝記(45) エメリン・パンクハースト」 ママの声

これまで女性を題材にした伝記を読んでいても、女性らしいといえる範囲の中での生き方をしている方が殆どでしたが、この方は女性の権利を主張するという強いポリシーがあり、それはとても素晴らしいことなのですが、行動はかなり過激ですね･･･
女性の権利の為にハンストや逮捕をいとわない姿は、少し怖いなと感じます。
同時に、そこまでしても権利をなかなか認められなかった、男性社会の恐ろしさも伝わってきます。
この方は今回初めて知りましたが、こういう努力のうえに、現代社会があるのだと痛感しました。

３年生の長女が読んでいます。
伝記が大好きな子で、特にコミックはどの人物でも読みたくなるようです。
エメリン・バンクハースト。お恥ずかしながら私は知りませんでした。
また、女性社会政治同盟（ＷＳＰＵ）という組織も、こちらの本で初めて知りました。
その点で、先に読んだ娘に教えられることも多々あって、親子の会話が弾んだ１冊となりました。

イギリスの女性参政権運動の中心となった人物エメリン・パンクハーの生き様をコミックで描いた１冊です。
恥ずかしながら、大人の親の私ですが、この女性について知りませんでした。
そういう意味では、親子で楽しめる本にも思いました。
コミックなので取っ付きやすいですね。