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世界の国からいただきます!(徳間書店)
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さんまいのおふだは、色々ありますね。 私はあらすじだったら(特にラストシーンが)、水沢謙一さんの方が好きだなぁって思いますが、 こちらのおざわさんの文章も好きです。 「ぽつんとひききっちゃくい」「びちびちのさかり」とか… こわいお話なのに、どこか安心できるユーモラスを感じました。 かないださんの版画も、こぞうの表情を見ていると怖いお話なのに、 べんじょのとびらに顔があったり、 やまんばの顔もどことなくユーモラスで、 夜おトイレに起きたとき、思い出しても大丈夫なレベルだと思いました。 読み聞かせだったら、水沢さんのほうを読みたいと思いますが、 自分のために購入するなら、色やデザインの美しい、こちらがほしいと思います。
投稿日:2011/12/29
日本の昔話には、迫力ある版画が良く似合いますが、この本の絵の迫力は圧倒的です。手に取った瞬間、表紙の和尚さんの後姿に目が釘付けになります。中を開かずにはいられないような、ゾクゾクするような感触…。ちょうど、ゲゲゲの鬼太郎の妖怪図鑑を手にした時の感覚に似ています。4歳の息子は、ここで逃げ出しました…。 見返しの絵からは、ひっそりとした、つめたい山の空気を感じ、これから繰る頁に期待が高まります。 柿色、藍色、墨色…、といった日本独特の色合いも、雰囲気を高めていて、どんどん、お話の世界に引き込まれます。 山姥の節くれだった手、白髪の一本一本の描写も素晴らしいのですが、頁のレイアウトもどこかモダンな感じがあり、デザインとしてもとてもすぐれていると思います。 画だけではなく、追う山姥と、夢中で逃げる小僧の息遣いが聞こえてくるような文章も迫力満点です。「やまんばは、すべっちゃあがり、すべっちゃあがりしながら、すな山をこえてきました。」なんていう所は、まさにホラーの世界です。 こんな恐ろしい山姥にも、和尚さんにはかなわない。現代の世の中で宗教の力を感じる場面は、身近には少なくなりましたが、神様や仏様や、それを祭る場所、仕える人たちに対する畏敬の念を持つ、という感覚は、こういった昔話からも子どもたちに伝えられてきたのだろう、と感じました。
投稿日:2010/10/11
昔話は読み比べもしたいので、いろいろと読んでいます。 最後が、私の知っているものと違っていました。 息子は「あれでやまんばが死ぬのかな」と言っていました。 確かにやまんばって生命力が強そうで、何をしても生き返ってきそうな感じがしますね。 絵が版画で、おどろおどろしい雰囲気を醸し出しているように思いました。 読んだ時には怖さを感じませんでしたが、絵だけ見ると怖いかもしれません。 やはり最後が気になるので他の絵本でも読み比べを続けていきたいと思いました。
投稿日:2009/10/23
初めて、この本をみたとき、表紙にはあまりピンとこなかったのですが 中をひらいてみて「うーん」と思ってしまいました。三まいのおふだの 絵本は数あれど、この本はいい! なにがって、まずやはり、絵です。 モノクロの版画絵はこの話の怖さをとてもよくあらわしています。 話自体もちょっとふつうの三まいのおふだとはちがっています。 ただ、文の中で、おばあさんとあるのに突然ページをめくるとやまんば という表現にかわっているのは?と思いましたが・・・・ 小学校2年生の子供に読みましたが、やはり、このテの怖いのはすきら しくじっと聞いていました。このシリーズ「ねずみのよめいり」も あるのでそちらもおすすめです。 それに昔話の怖い話は最後に必ずやまんばがしんだりして、あーよかっ た安心できるのですきです。
投稿日:2008/12/06
『ねずみのよめいり』で版画家 金井田英津子さんを知って、 すっかりこの絵の虜になりました。 前作の『三まいのおふだ』がどんな感じにに仕上がっているのか とても興味がわき、早速図書館で借りました。 すご〜くいいです! トーンはかなり抑え目で暗いですが、この絵のおかげで怖さ倍増です。 文章も短めにまとめてあるので、 幼稚園でも低学年でも楽しめる絵本だと思いました。
投稿日:2008/02/07
「あれ?便所の神様には助けてもらわないんだね…。」 読んでいる途中で 息子が言いました。 そうなんです。 この「三まいのおふだ」…我が家が知っているお話とはちょっと違いました。 おふだを使うタイミングも 結末も違って とっても新鮮。 おまけに 子供達が大好きな昔話絵本「うまかたやまんば」と同じ おざわとしおさんが 再話をされています。 やまんばが 小僧を追いかける場面は うまかたが追い詰められていく場面と雰囲気が似ていて とってもスリリング。 池に映った小僧を見つけ やまんばが水に飛び込む場面は 「うまかたやまんば」のワンシーンを思い浮かべさせます。 怖いやまんばだけど…ちょっとおっちょこちょい…っていう設定は おざわさんの定石なのでしょうか☆ このお陰で 恐怖の波に押し寄せられた心も 最後にはきちんと逃げ道を作ってもらって ホッとしますね。 息子の気持ちをぐっとつかんでくれた昔話だったようです。 また…版画の絵本なのですが やまんばの髪の毛・顔や手の皺・ 小僧の表情・暗がりの中に見えている木々や家など 見応えのある場面が続き 目が離せませんでした。
投稿日:2007/09/09
おなじくもん出版でも三まいのおふだを読んだことがあったのですがその方が絵も文章も優しい感じがしてちいさいおこさまにもぴったりでした。しかし今回は版画なので絵が暗くやまんばの家に小僧さんがたずねたときの文字の色は赤と非常に不気味さが出ていてこれから小僧さんにどんなことが起こるのだろうと読み手にも伝わってきます。怖がり娘も思わず見入っておりました。幼稚園から大人まで楽しめそうです。このコンビで日本昔ばなしをシリーズ化してほしいです。
投稿日:2007/08/03
昔話も同じ話でもいろいろな形で出版されていますが、この三枚のお札は結構迫力があってドキドキハラハラしてしまうタイプの物でした。まず絵がすごい。ちょっと怖くなってしまいます。子供は可愛らしいタイプのテレビでしていたような日本昔話くらいの怖さしか無理なので、ちょっとこれはうちの子にはダメかも。でも迫力満点で私としては楽しめました。
投稿日:2024/10/14
3まいのおふだのお話は、いろんなバージョンの絵本が出版されていますが、こちらは、オノマトペをつかったすっきりとした文章が印象的。 版画を生かした黒の多い絵も、やまんばの恐ろしさが際立って良かったです。 オチもお話によって様々ですが、こちらは和尚がマメにして食べるのとは違いました。 でも、それはそれで怖いです。
投稿日:2020/08/31
私も子どもの頃から知っている昔話です。 確か、1シーンを学校で描いた絵が実家にあったと思います。 子ども心に、ドキドキハラハラの記憶が残っています。 小僧が山へ行き、やまんばの家に泊めてもらい、 その正体に気づいて逃げるお話ですね。 和尚さんにもらったお札が、なんともお助けアイテム。 その威力がすごいです。 何より、逃げる、逃げるのスリルが魅力でしょうか。 やまんばの最期が、私の知っているものとは違いますが、 これはこれで、納得。 小学生くらいから、版画が醸し出す迫力の場面を体感してほしいです。
投稿日:2020/01/30
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