「スキャーリーのおおかみと7ひきのこやぎ」 ママの声

「おおかみと７ひきのこやぎ」は有名なお話だけに，たくさんの方が描かれていていますね。
こちらはリチャード　スキャリー氏の描く「おおかみと７ひきのこやぎ」です。
可愛いイラストでこれはこれでまた何とも楽しいです。

定番のお話ですが、だいぶアレンジされていますね。
オオカミがドアを開けて欲しくて、チョークを食べる話もありあせんでしたし、子ヤギはオオカミに食べられるのではなく、袋の中でした。
かなりソフトな印象です。
「子供には、あまり残酷な場面を見せたくない」という考えの方には、ちょうどいい内容でしょう。
でも、私としては多少の恐怖心も必要と思っているので、この本は合いませんでした。

スキャーリーおじさんの本が大好きな私と娘。０歳から彼の本を愛読しています。言葉がわからなくても絵を見ているだけで本当に楽しいのです。おうちやくるま、ねこやくまやへびやねずみ、いろんなキャラクターがあって、細かいところまで凝っていて、素晴らしいです。そのスキャーリーさんが描く童話、おおかみの７匹のこやぎもとても素晴らしかったです。面白いですよ。

今まで「７ひきのこやぎ」ってオオカミに食べられてしまい、お母さんがオオカミのお腹を切って変わりに石を入れて、縫ってしまう・・・内容だと思ってました。けれどもこの絵本はまたちょっと違って石は出てくるし、縫う場面もでてくるけど・・・読んでからのお楽しみ。同じ物語でもちょっと違う内容って、案外おもしろいかも。でも子供に「なんで前に読んだ絵本と違うの？」って質問されると・・・困っちゃうなぁ、なんて説明しよう。「ここのこやぎさんのうちの場合は、こうなんだって、いろいろ家によって違うんだよ〜」と、とりあえず説明するしか案がありませんでした。でも私的にはこれもありだなぁなんてね。