靴下ばかりをひたすら編み、友達も要らない孤独なおばあさん。クリスマスイブだけ靴下を売っていますが、今年は足りないお金で片足だけ靴下を買う男の子がいます。残った靴下をベッドにつるしたおばあさん。朝になるとサンタから黒猫がプレゼントに入っています。捨てようとしたけれどつい飼ってしまうおばあさんは徐々に猫に心を許します。そこで、片足靴下を買った男の子も猫を貰ったのが分かり、だんだん仲良くなります。次のクリスマスイブにはとってもステキなおばあさんになっていました。
絵的に、ホラーな絵本かと思ってしまいましたが、内容は実はほんわかしています。心があたたまるし、ちょっとつっぱっている人も素直になれそうな絵本です。
絵はスズキコージさんらしい絵だと思います。たぶん好き嫌いがわかれそうです。