コロナ禍のご時世、「デリバリー」というワードに反応してしまいました。
しかも、ぶたとの取り合わせ、そして、作者が加藤休ミさん。
でも、まず、表紙絵に圧倒されました。
この真摯な仕事ぶりの主人公の姿が、神々しく見えたのです。
さあ、どんな仕事ぶり?
なんでも、どこへでも食べ物を届ける配達ぶた、だそう。
そう、どこへでも!
広い海の上の漁師さんが「焼いた肉が食べたい」、
登山家が高い山上で「温かいものが食べたい」などつぶやくと、
空から、下から、などなど、神出鬼没登場するというのです。
しかも、まさに願い通りのメニューというのも素敵です。
おひめさまバージョンでは、さりげなく、「おいしい」の各国語もチェック!
でもやはり、心にしみたのが、病気の人へのデリバリー。
このさり気ない心配りが素晴らしいです。
届けてもらった人々のお礼の品もそれぞれほっこりです。
幼稚園児くらいから、このかっこいい仕事ぶりとメニュー、たっぷり味わってほしいです。