いわゆる、教訓的なお話なのですが、元が古代インドに伝わる昔話だそうなので、たとえ話のようでいて、お寺の説法を聞いているような気分になるストーリーでした。
主人公のライオン・マノージャは、周囲の忠告も聞かずに、悪知恵の働く、口の達者なやまいぬの言うことばかり聞いていたため、やまいぬの口車に乗せられて、若い命を落とすことになってしまった。という大変ためになるお話でした。
こういう絵本を中学生や高校生の方々に読んで欲しいと思います。
「友達」というカテゴリーは最近とみに難しい存在になってきているようですが、自分にとって、その友達がどんな存在なのか、たまにはじっくり考えてみるのもいいんじゃないでしょうか?(ただし、友達だって、人格もあるし、感情もあるので、自分の利益・不利益だけで「友達」をこういうやつだからと、形づけたりしませんように!)