純粋に驚きました。私は先に「たまご」や「アンジュール」などを読んでいたので、タッチは先の作品と似ていますが、作品の取り組み方に大きな違いを感じたからです。
それに何より、色が付いてる!!
このシリーズは作者の処女作のシリーズだそうです。でも、第1巻がどのお話に相当するのか、今はわかりません。この絵本は何作目なのでしょう?後で時間があったら調べてみたいです。
くまのアーネストおじさんと、ねずみのセレスティーヌは、なぜか一緒に暮らしています。屋根裏部屋のような、小さいアパートで。
アーネストおじさんのセリフに「セレスティーヌ、セレスティーヌ」と、何度も出てくるので、この言いにくいフランスっぽい名前にすっかり舌が回るようになってしまいました。
決して今風ではありませんが、とても優しくて素敵な物語です。
もうちょっと寒い季節に子どもたちに紹介したいな、と思いました。
風情があるので、中学年から高学年向きかもしれません。