キキも17歳、そりゃあもう恋愛だって気になるお年頃ですよね。でも、とんぼさんは夏休みなのに山に登っちゃって帰ってこないし、ミミさんは素敵になっていくし、仕事でも「あなたは包装と一緒よ」みたいなことを生意気な人に言われて「お礼は考えてなかったけどこれでいい?」とのど飴ひとつでおしまいだったり、、、、ちょっとへこむことが多くなります。薬草のことも忘れてしまったり。
でも、ラスト、お母さんが死にそうなときに、薬草が命を永らえさせてくれます。大人が読んでも感動します。
魔女の宅急便のアニメではあまり成長した後のことは描いていないけど、ここらへんは成長に必要な素敵な本です。読者も成長するので、子供にもすすめたいし、大人だって一緒に読めば楽しいと思います。