こんなにわかりやすくて親しみやすい伝記絵本があることを、最近になって知りました。
野口英世は、今は千円札に描かれていますね。じゃあ、何をした人なのかな? そこを入口にして、小学校でこの作品を紹介するのも良いなあと思いました。
長編の伝記本と比べたら内容は簡素化されているかもしれませんが、
少年時代野口さんがどれだけ頑張ったのかということや、大人になり真正面から伝染病に立ち向かったこと。
それらはちゃんと伝わってきました。満足の内容でした。
幼いころ、手に障害をおってしまうきっかけとなった事故の場面は、文章も絵も描写に臨場感があって、やりきれない気持ちになりました。
野口さん、日本に戻らないまま、異国の地での最期だったのですね。知りませんでした。