「かれきにはなをさかせましょう!」
有名なフレーズで誰もが知っているお話ですが、今回あらためてじっくりと読みました。かわいがってくれたおじいさんおばあさんへ犬のポチが恩返しするという健気なお話なんですね。
ポチが吠えたところを掘ると、こばんがざくざく。となりの悪いじいさんに殺されてしまってもお墓に植えられた木をぐんぐんと成長させて、そこから作られたうすときねからまたまたこばんを出してみせます。おじいさんとおばあさん、そしてポチがお互いのことを思ってのことなのがとっても心温まります。
最後にはうすときねを燃やされてしまった灰が桜の花を咲かせ、それを見たとのさまからご褒美をいただくという幸せな展開です。悪いじいさんは本当にひどいじいさんでしたが、ろうやに入れられてたっぷり反省してもらいたいですね。