物語の主人公、ワンガリ・マータイさんの名前くらいは聞いたことがありましたが、こんなに素敵な女性だとは、全く知りませんでした。
自分の無知が恥ずかしいです。
マータイさんを日本語に発音すると「もったいない」と聞こえると、訳者の柳田さんは記しています。
マータイさんの詳細、実績については、後書きで柳田さんが書いてくださっているので、本篇を読み終わった方は、ぜひ後書きもしっかりと読んでください。
自然を破壊することはすぐにできますが、
「たすけて」と叫ぶ大地を元に戻すのには、たくさんの年月が必要になります。
土地開発のため、むき出しになってしまったケニアの地で、マータイさんは政府を批判するのではなく、
「問題点が私たち自身にもあるとわかれば、解決も私たちでできるはずです」と、身をもって活動を始めました。
これはそんなマータイさんの伝記物語です。
とっても心に響く作品です。
小学校高学年から中高生のみなさんに、ぜひ読んでもらいたいです。
この本は図書館で見つけたのですが、自分専用に欲しくなりました!!