レオ・レオニの代表作『あおくんときいろちゃん』は私のお気に入りの作品。
レオ・レオニが即興で書き上げたとはいえ、
シンプルな青丸と黄丸で、かわいい子ども像が浮かんでくるんですから。
ということで、やはり原書で味わいたい、と購入しました。
シンプルな絵だけに、原文で読むと、また違った印象です。
やはり、日本語があるとどうしてもまず文章に目が行きますが、
英語だと簡単な英文でも一旦翻訳作業をするので、
まず絵の方が楽しめます。
これはやはり、色の魔術師レオ・レオニの、
色彩をダイレクトに扱った作品だけに、
ポイントが高いです。
もう一つ、この作品の魅力は、比較的どんな年齢層でも楽しめるということです。
読み聞かせ会などで、時間的に余裕がある時は
まず絵だけで想像してほしいので、原書の絵をパラパラッと見せて、
さあ、どんなおはなしなんだろう?
とブックトーク風に導入して、翻訳本を読みます。
こうすると、大人も子どももより深く、作品を体感してくれているようです。
昨年、中学校で実習させてもらった時も、同様に紹介、
この時は、翻訳の妙の解説も少ししました。
この作品は「あおくんときいろちゃん」と翻訳されているけど、
「あおちゃんときいろくん」でもいいよね、
または、女の子同士、男の子同士でも面白いよね、と。
英語を訳す楽しみも体感できますね。