老夫婦が登場するんですが
彼らには子供がいません。
心にぽっかりと穴が開いたように
おばあさんは悲しそう。
でもある春の夜雨と共に振り降りてきた
つま先の親指ほどの小さな赤ちゃんたちが12人!
それから老夫婦の生活は一変しました。
小さな命をそれも12人分守らないといけないんですから。
最初のページでなんとも淋しそうな顔をしていたおばあさんが
12人のレインベイビーを見つめる時とっても
穏やかは表情になっているんです。
彼らに生き甲斐を与えてくれたんですね。
でもレインベイビーを本当の場所へ
返さなければいけない日がやってきました。
お別れの日は切ないけどその日から
彼らにとって新たに喜びを与えられたスタートでもあったのです。
この夫婦の優しさが痛いほど伝わって来ました。
私も親であることの幸せをかみ締めようと思います。